コンテスト応募作品「砂漠を閉じこめたリング」"heh"（ヘフ＝古代エジプト語で「永遠」の意味）

「指輪で気づくきっかけコンテスト」リング部門への応募作品です。 永く身につけたいリング作品ということで、私のブランドの作品の中から "heh"（ヘフ＝古代エジプト語で「永遠」）シリーズのリングをご紹介いたします。 こちらは、エジプト南部で採取された砂漠の砂を閉じ込めたリングです。 実は、砂漠の砂には自然治癒力があるとされています。 エジプトの西部にある「シワ・オアシス」では、エジプトで古くから伝わる「砂浴」によって、リウマチをはじめとした、関節炎、脊髄の痛み、不妊症などの治療が体験できるそうです。 このオアシスにはクレオパトラが入浴したといわれる「クレオパトラ鉱泉」と呼ばれる泉もあります。絶世の美女クレオパトラは、砂浴も一緒に嗜んでいたのでしょうか。 砂漠の砂は、成分のほとんどが石英で、拡大して見ると、砂の粒がつるっと丸くなっていることがわかります。 これは砂漠に吹く風によって砂が舞い、お互いにこすれて摩耗されていくから。 また、同じ大きさ（重さ）の粒が同じ場所まで運ばれるために、粒の大きさがそろっています。 晴れた日にはぜひ、太陽の下でこちらのリングをお召しください。レジンのレンズ効果により、砂の一粒一粒の煌めきをお楽しみいただけます。 古代エジプト文明が栄えた理由の一つとして、過酷な砂漠が外国からの侵略を阻んでいたことも挙げられます。 砂漠の神とされる、セト神の加護かもしれません。 自然の砂の治癒力や、神々の加護を纏ったこのリングが たくさんの皆様にご覧いただけると嬉しいです。 関節リウマチに悩まされている皆様の、早期回復をお祈りいたします。 Heh (Heh = "eternity" in ancient Egyptian) series - sphere The ring confined desert sand from southern Egypt.