木製です!
長年聴いていた、ラジオ番組が3月で終わるとのこと。
感謝を込めて、作ってみました。
一冊の例を
椋鳩十『アジサイ』
『もう一度読みたい 教科書の泣ける名作』
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
「大造じいさんとがん」や「片耳の大シカ」など動物文学の第一人者である椋鳩十。
今から117年前の明治38年、長野県の下伊那郡、天竜川沿いの「喬木村」で生まれました。
大学に進学するまで、南信州の豊かな自然の中で過ごした椋鳩十。
昭和41年、61歳の時に少年時代の思い出を綴ったシリーズ「自然の中で」を50回にわたって西日本新聞に連載。
そのひとつが「アジサイ」です。小さな谷に群生する野生のアジサイ。
その鮮やかな花を腕いっぱい取ってみたいと思う少年。しかしそこにはマムシがいると言われています。
ある日、妹と一緒にその場所を通った少年。彼は、そこでどんな体験をするのでしょうか?
随筆「アジサイ」も含まれるこのシリーズについて、椋鳩十はこのように綴っています。
「はるかに、はるかに、遠くおきわすれてきた、少年の日の、かなしみや、なやみや、
感激を、思い出し、思い出し、書きつづってみました。
できるだけ、少年の日に感じたままのすがたで、えがきだしたいと努力してみました」。
さらにこう書いています。「どのようにして、わたしという人間が、できあがったかということを、
さぐってみようと、こんな仕事をやってみたのです」・・・。
子供の頃を振り返ることは、自分とは何かを探ることにつながります。
この随筆を読むと自分自身も遥か遠くに置き忘れてきた日々を思い出し、
自分の内なるものを探ってみたくなってきます。
「欲のために妹を危険に晒してしまった!」自分の中にあるどす黒いものに初めて気付いた思い出を綴った随筆ですが、
時間にすればたった2、3分の幼い日の出来事。
それを61歳まで鮮明に覚えていて懺悔するとは、この出来事が椋さんに与えた衝撃たるや、
想像を絶するものだったのでしょうね。
さてこのエッセイを含む『自然の中で』という作品群について椋さんは
「どのようにして、わたしという人間が、できあがったかということを、さぐってみようと、こんな仕事をやってみたのです」
と語っていますが、人生で印象的だった出来事を積み重ね自分を知るという作業は、
作家でなくても得るものが大きそうですよね。
自分はどんなことに影響されて出来上がったのか・・・私もいつかチャレンジしてみたいです。
木製です!
長年聴いていた、ラジオ番組が3月で終わるとのこと。
感謝を込めて、作ってみました。
一冊の例を
椋鳩十『アジサイ』
『もう一度読みたい 教科書の泣ける名作』
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
「大造じいさんとがん」や「片耳の大シカ」など動物文学の第一人者である椋鳩十。
今から117年前の明治38年、長野県の下伊那郡、天竜川沿いの「喬木村」で生まれました。
大学に進学するまで、南信州の豊かな自然の中で過ごした椋鳩十。
昭和41年、61歳の時に少年時代の思い出を綴ったシリーズ「自然の中で」を50回にわたって西日本新聞に連載。
そのひとつが「アジサイ」です。小さな谷に群生する野生のアジサイ。
その鮮やかな花を腕いっぱい取ってみたいと思う少年。しかしそこにはマムシがいると言われています。
ある日、妹と一緒にその場所を通った少年。彼は、そこでどんな体験をするのでしょうか?
随筆「アジサイ」も含まれるこのシリーズについて、椋鳩十はこのように綴っています。
「はるかに、はるかに、遠くおきわすれてきた、少年の日の、かなしみや、なやみや、
感激を、思い出し、思い出し、書きつづってみました。
できるだけ、少年の日に感じたままのすがたで、えがきだしたいと努力してみました」。
さらにこう書いています。「どのようにして、わたしという人間が、できあがったかということを、
さぐってみようと、こんな仕事をやってみたのです」・・・。
子供の頃を振り返ることは、自分とは何かを探ることにつながります。
この随筆を読むと自分自身も遥か遠くに置き忘れてきた日々を思い出し、
自分の内なるものを探ってみたくなってきます。
「欲のために妹を危険に晒してしまった!」自分の中にあるどす黒いものに初めて気付いた思い出を綴った随筆ですが、
時間にすればたった2、3分の幼い日の出来事。
それを61歳まで鮮明に覚えていて懺悔するとは、この出来事が椋さんに与えた衝撃たるや、
想像を絶するものだったのでしょうね。
さてこのエッセイを含む『自然の中で』という作品群について椋さんは
「どのようにして、わたしという人間が、できあがったかということを、さぐってみようと、こんな仕事をやってみたのです」
と語っていますが、人生で印象的だった出来事を積み重ね自分を知るという作業は、
作家でなくても得るものが大きそうですよね。
自分はどんなことに影響されて出来上がったのか・・・私もいつかチャレンジしてみたいです。