玉鬘《源氏物語シリーズ》バレッタ（大）

《源氏物語シリーズ》の6つめは、頭中将と夕顔の娘で、光源氏の養女、玉鬘をモチーフにして加賀ゆびぬきの大きめバレッタ作りました。表面の模様は絹糸をかがって作っています。 母である夕顔と別れて、乳母とその家族とともに九州で過ごし、都に戻ってきたときに偶然光源氏に出会って引き取られます。 美しい玉鬘はいろいろな男性から求愛されますが、髭黒大将と半ば強引に結婚することとなります。 玉鬘をめぐる物語はとてもドラマティックです。 夕顔の娘、ということで、夕顔モチーフの作品（https://minne.com/items/34107432、https://minne.com/items/34107590）と同じかがり方で、色合わせと模様の幅を変えて作りました。 賢く美しい華やかな女性なので、小さく可憐な花をイメージして作った夕顔に対して、大きく鮮やかな花をイメージ。黄色を選んだのは、わたしの考える玉鬘に一番似合いそうな色だからです。 同じ柄のヘアクリップもあります。 +++++++++++++++++++ 《百人一首シリーズ》を100首分作り終えて、次のテーマとして、リクエストも多く、わたしの好きな古典の中でも王道の『源氏物語』の人物をモチーフにした作品を作っていこうと思いました。 54帖という長い物語、登場人物は500人を超えると言われますが、その中でも主に光源氏と関わりのあった女君を中心に作りたいと思っています。 古典文学は、現代、それほど身近な存在ではありませんが、源氏物語は日本では知らない人がいないくらい有名な物語。 それぞれ思い入れのあるキャラクターやエピソードも多いと思います。 王朝絵巻のようにカラフルでうつくしい加賀ゆびぬきアクセサリーをひとつひとつ丁寧に作っていきたいです。 +++++++++++++++++++ 加賀の工芸品、加賀ゆびぬきをアレンジしたものです。 加賀ゆびぬきはその名の通りお裁縫に使うゆびぬきとして作られてきたものです。 なので、普通は指輪くらいのサイズなのですが、るまんとではそれをアレンジゆびぬきとして大きくつくってアクセサリーに加工しています。 表面は布を貼ったように見えますが、ひと針ひと針、絹の手縫い糸でかがって模様を作ってる、刺繍の一種です。 模様面は絹糸のすべすべつやつやとした質感です。 絹なので高級感がありますが、ぜひ日常のカジュアルな場面に取り入れてください。おしゃれ度をワンランクアップさせてくれます。 模様面は絹糸でできているため、濡れ・汚れに弱くなっています。 濡れた時はこすらず水分を拭きとって乾かしてください。