アマミノクロウサギの母子 羊毛フェルト

アマミノクロウサギの生態 アマミノクロウサギは夜行性で、母うさぎ(成獣は45cmほど)は 1匹の子うさぎ(まれに2匹のことも。幼獣は15cmほど)を 専用の穴で大切に育てます。 母うさぎは自分の巣穴から子うさぎの巣穴へ1日～2日おきに通います。 穴の奥行きは1.5ｍくらい。 母うさぎは鋭い爪で穴を掘り返し、30分程度世話をしたら子供を巣穴に戻して 外敵から守るため出入口を固めます。 子うさぎが自分だけで穴を掘り開けられるようになったら一人前の証です。 誕生から巣立ちまでおよそひと月です。 (※NHK「野生へのいざない」参考) ***** 子うさぎはお母さんに会うたび、空に瞬く星たちが気になって仕方ありません。 好奇心も旺盛になってきました。 一人で眠る巣穴にあの星があったら、きっと寂しさも紛れるし 自分を守ってくれそうな気がして、あのチカチカ光るのを取って、と お母さんにお願いしました。 母うさぎは小さな星を取って子うさぎの手に持たせてくれました。 …… おそらくこれは子うさぎが見る夢なのでしょう。 夢の中でお母さんに逢えるのが子うさぎの安らぎなのです。 巣立ちまであとわずか。 外の世界はおそらく知らないことだらけ。 星より眩しいものもあるって本当かしら？ 母うさぎの願いは子うさぎの心の中でいつまでもチカチカ耀いています。 おやすみなさい健やかに。 明日もいい日でありますように。 ***** 子うさぎが持っている星のビーズは固定していないので 子うさぎの手に持たせることも、腕に嵌めたりもできます。 個体が黒いので表情を作ることが難しく針で何度も指を刺しました。