クンツァイトの妖精グロー　ネックレス

【作品誕生ストーリー】 女性は自分のことが好きじゃなかった。 幼い頃に 「なんでこんな簡単なこともできないの？」 と友達に言われた一言がきっかけとなり 自分は何をやってもダメなんだと思うようになってしまった。 それから人付き合いも苦手になってしまって 会社でも周りとうまく馴染めていなかった。 「どうせ私には無理」 「もう全部がめんどくさい」 と毎日投げやりに思ってしまうし、 そう思う自分のことも嫌いだった。 「はぁ…」 と女性は深いため息をつき トボトボと歩いていると 道端で何が光っているのが見えた。 「何か光ってる？」 と光りに近寄ってみると その光りは手のひらに乗るほどの大きさで、 人の姿をしていた。 そして背中には羽根が生えている。 なんとそれは妖精だったのだ。 妖精は女性に向かって 小さな手を振っていた。 そしてその妖精は 「私はグロー。クンツァイトの妖精よ」 と言った。 女性は 「妖精？どうしてこんなところにいるの？」 と驚きながら聞いた。 するとグローは 「あなたが私を必要としていたからよ」 「あなたはもっと自分を愛してあげて」 「自分を愛せば周りも愛せるようになるわ」 と言うと女性の手を握った。 グローに手を握られた瞬間、 女性は心が温かくなるような不思議な感覚がした。 そして女性の頬を一筋の涙が流れた。 「そっか、まず私が私を好きにならないとだよね」 と言って女性は泣きながら笑顔を見せた。 するとグローは 「あなたはとても素敵よ」 「これを持ってると良いわ。あなたにたくさんの愛を与えてくれるから」 と言って女性にあるものを渡した。 渡されたものとは 紫色に輝く石だった。 「綺麗な石。ありがとうグロー」 と女性が言うと 突然グローが光り出した。 女性は眩しくて目を閉じる。 そして再び目を開けるとグローの姿はなかった。 次の日、女性は朝からとても気分が良かった。 いつもなら朝からどんよりした気分で支度をしていたのに 支度をしながら自然と笑顔になっていた。 会社に着くと女性は自分から 「おはようございます」と笑顔で挨拶した。 そんな女性を見て会社の人たちも笑顔で挨拶を返してくれて会社が優しくて温かい雰囲気に包まれた。 そんな女性の胸元には紫色の石が輝いていた。 グローの愛の力が女性と女性の周りに愛をもたらしてくれたのだ。 ーーーーーーーー 手に取った人とその人の周りにたくさんの愛が溢れますようにと願いを込めて作りました。 ーーーーーーーー ・サイズ 全長約45cm+アジャスター約5cm 鉱石部分約2.5cm ・素材 チェーン：丹銅 鉱石部分：レジン、ワイヤー(銅線にポリウレタン加工を施したもの)