カーネーションの妖精マティ　ネックレス

【作品誕生ストーリー】 男性が1人、考え事をしながら歩いていた。 「もうすぐ母の日だけど何かプレゼントした方がいいのかなぁ」 男性は母親とはあまり仲が良くない。 喧嘩することが日常茶飯事になっていた。 些細なことですぐにイラッとしてしまって つい声を荒げてしまう。 でも男性はシングルマザーで自分を育ててくれた母親に感謝していた。 学費を稼ぐために 仕事を掛け持ちして働いてくれたおかげで 男性は大学まで行くことができた。 自分のために頑張ってくれた母親に 何かしら感謝の気持ちは伝えなきゃと思いつつも顔を合わせれば口喧嘩ばかり。 だから感謝の気持ちを伝えたくても伝えられずにいた。 「どうしたらいいんだ」 と男性が頭を抱えながら歩いていると 目の前を赤い光がフワッと横切った。 男性は驚いてその光を目で追った。 すると赤い光は男性の周りを ふわふわと飛び回り始めた。 「なんだこの光」 と男性が戸惑っていると、 赤い光が前へと進み出した。 それはまるで男性に 「ついて来て」と言っているようだった。 男性は引き寄せられるように 赤い光について行った。 すると、 1件のお店の前で赤い光は止まった。 お店の外壁はツタや草木に覆われ 軒先には色とりどりの花が咲き乱れ まるで森のような外観だった。 赤い光はそのお店の中へと入っていった。 男性もつられて中へ入ると、 店の中にも観葉植物や花がたくさん置かれていた。 男性は別世界にワープして来たかのような感覚になった。 店のディスプレイ棚には色とりどりの光り輝く石がたくさん並べられていた。 その中で男性は1つのネックレスに目が止まった。 「このネックレス…」 と男性が手に取ったのは 赤色に輝く石のネックレスだった。 男性はなぜかそのネックレスを 迷いもなく購入した。 そしてお店を出ると真っ先に 向かったのは母親の家だった。 そして男性は照れ臭そうに 「これ、母の日のプレゼント…」 と言って母親に赤い石のネックレスを渡した。 ーーーーーーーー 感謝の気持ちを素直に伝えられますようにと 願いを込めて製作しました。 ーーーーーーーー ・サイズ 全長約45cm+アジャスター約5cm 鉱石部分約2.5cm ・素材 チェーン：丹銅 鉱石部分：レジン、ワイヤー(銅線にポリウレタン加工を施したもの)