瓦当文「千秋万世」2
●読み
千秋(せんしゅう)萬(ばん)世(せい)
●意味
千年万年も、何代も続く限りなく長き世。
◎瓦当文「千秋万世」の特徴
文字は、右上から順に配置されている。
篆書の字形と比較すると、篆書をもとにしつつ、直線形で作られていることが分かる。象形性を含む篆書の形と、隷書の直線、直角の美とを融合させた形となっている。「千」の中央にある縦画と横画の直線は清々しいほどの潔さが感じられる。うねりと直角の美の混じり合いを味わいたい。
・ねらい・・・書くという視点から、瓦当文の可視化(見える化)をねらう。
瓦当文に記された文字の字源を明らかにし、その字源理解から、書く順番を探り、書作に活かす。
この瓦当文の資料はこちらhttps://www.dropbox.com/s/3lphdq3zbp7f1cm/IMG_20220505_0002.pdf?dl=0
動画はこちら
https://youtu.be/BP02fwXel9o
https://youtu.be/g52xmYWquiI
瓦(が)当文(とうぶん)とは
軒先に出た円形の瓦には、古くから装飾が加えられた。型に粘土を押しあてて整形して焼きあげたもので、軒(のき)丸瓦(まるがわら)には、文字や画像の装飾がされており、その文字を瓦当文と呼ぶ。もとは、半円形から始まり、円形となった。
漢時代に流行し、その多くが篆書で、他には虫書体や隷書がある。
瓦当文は、宮殿の名、役所の建物を示すもの、神や祖先をまつる建物やお墓に飾られたもの、また、めでたい語句の吉祥語が記されたものがある。円の内部の、扇面状の限られた空間に合うようにデフォルメされ、その文字造形は意匠性の強いものが多い。
瓦当文「千秋万世」2
●読み
千秋(せんしゅう)萬(ばん)世(せい)
●意味
千年万年も、何代も続く限りなく長き世。
◎瓦当文「千秋万世」の特徴
文字は、右上から順に配置されている。
篆書の字形と比較すると、篆書をもとにしつつ、直線形で作られていることが分かる。象形性を含む篆書の形と、隷書の直線、直角の美とを融合させた形となっている。「千」の中央にある縦画と横画の直線は清々しいほどの潔さが感じられる。うねりと直角の美の混じり合いを味わいたい。
・ねらい・・・書くという視点から、瓦当文の可視化(見える化)をねらう。
瓦当文に記された文字の字源を明らかにし、その字源理解から、書く順番を探り、書作に活かす。
この瓦当文の資料はこちらhttps://www.dropbox.com/s/3lphdq3zbp7f1cm/IMG_20220505_0002.pdf?dl=0
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瓦(が)当文(とうぶん)とは
軒先に出た円形の瓦には、古くから装飾が加えられた。型に粘土を押しあてて整形して焼きあげたもので、軒(のき)丸瓦(まるがわら)には、文字や画像の装飾がされており、その文字を瓦当文と呼ぶ。もとは、半円形から始まり、円形となった。
漢時代に流行し、その多くが篆書で、他には虫書体や隷書がある。
瓦当文は、宮殿の名、役所の建物を示すもの、神や祖先をまつる建物やお墓に飾られたもの、また、めでたい語句の吉祥語が記されたものがある。円の内部の、扇面状の限られた空間に合うようにデフォルメされ、その文字造形は意匠性の強いものが多い。