エンジェライトのピアスーNO3ー

エンジェライトの原石をピアスに仕立てました。 石の性質により、コーティングを余儀なくされました・・ まっさらな状態でお届けできなくて残念(涙) 以下、鉱物解説です。 (興味の無い方は罫線まで飛ばしてください) エンジェライトは、南米ペルーのナスカで主に産出され、その名前はギリシャ語の(angelos 天使）に由来しています。 名前の通りに、天使の羽を連想するような美しい色合いをしています。 また通常は塊で産出されることの多いエンジェライトですが、稀に板状、角柱状のクラスターで産出されます。 こういった形のものを、特別にエンジェルウィング（天使の羽）と言います。 エンジェライトの名前のごとく、天使の羽が何層も重なっているようで、それは美しい風合いだそうです。 エンジェライトはアンハイドライトと呼ばれる鉱物の一種で、セレスタイトと非常に近い石です。 両方の石共に柔らかい空のような青さを持つ石ですが、この発色原因は共にストロンチウムという成分によるもの。 セレスタイトもエンジェライトも硬度が低く、決して耐久性のある石ではありませんが、非常に割れやすいセレスタイトに比べるとエンジェライトはまだ加工がしやすい為、比較的加工品が多く流通しています。 しかしエンジェライトの加工された物はやや色がくすんで見えるものが多く、原石に近い状態の方が本当の美しさが伝わりやすい石と言えそうです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー エンジェライトは硬度が低いため、加工するには含浸処理がかかせません。 見たところ、今回入手した石は研磨しただけの状態で触るとしっとりとした感触だったのですが、とても脆く商品としてお届けする為にレジンでコーティングするしかありませんでした。 解説にも書いた通り、原石に近い方が素敵に見えます。 コーティングする前はよくよく見ると極小のラメを散りばめたように石肌が煌めいてなんとも神秘的でした。 つくづく残念・・ ※注意！※ エンジェライトは水に弱い石です。特に塩水は厳禁。 また、硬度が大変低く、衝撃に弱いのでご注意下さい。 ※注意事項※ 注意事項を「購入時の注意点」へ纏めました。 購入前に必ずご確認ください。 素材 本体:エンジェライト(ペルー) ピアス:樹脂 キャッチ:シリコン サイズ 本体:約6㎜×6㎜(厚み:約3㎜) ピアス:約12㎜ 画像参照