アネモネの妖精グラウ　ネックレス

【作品誕生ストーリー】 女性には気になる男性がいる。 よく行くお花屋さんの店長さんだ。 女性はそのお花屋さんでよく花を買う。 花が好きで部屋によく花を飾っているのだ。 いつも通りかかるときに 店長さんと挨拶を交わしたり、 お花を買いに行く時に 少し会話をする程度だったが 女性にとってはその少しの時間が 何よりも楽しみだった。 店長さんと毎日顔を合わせることができるだけで女性は幸せだったのだが 日を増すごとに店長さんへの想いが強くなっていった。 でも女性は自分に自信がなかった。 「店長さん良い人だしきっと素敵な恋人もいるんだろうな」 「私なんてただの常連客としか思ってないんだろうな」 と女性は思ってしまって なかなか店長さんに想いを伝えることができない。 女性は 「毎日会えるだけでも幸せだよね」 と自分に言い聞かせるように 店長さんのことを諦めようとしていた。 そんなある日、 女性はいつものようにお部屋に飾るお花を買いにお花屋さんへ行った。 「いらっしゃい♪」 と店長さんがいつもの笑顔で迎えてくれる。 女性はドキドキしながらお花を選んでいると あるお花になぜか目が止まった。 女性は「これ、何て花ですか？」 と店長さんに聞いた。 店長さんは 「あ、それはアネモネって言うんだよ」 「気に入った？」と言った。 女性は 「アネモネって言うんですね。すごく可愛い」 「今日はアネモネにします♪」 と言って購入した。 家に帰宅した女性は さっそくアネモネの花を花瓶に生けた。 「うん、やっぱり可愛い♪」 と女性は嬉しくなった。 すると突然アネモネの花が強く光った。 「えっ？」 と女性はびっくりして目を閉じた。 そして再び目を開けるとそこにはあるものがいた。 それは手のひらに乗るほどの大きさで 人の姿をしている。 背中には羽も生えていた。 なんとそれは妖精だったのだ。 するとその妖精は 「私はグラウ。アネモネの妖精よ」と言った。 グラウは 「自分の気持ちを伝えるのはとても勇気のいることよね」 「でもね、あなたの気持ちをちゃんと彼に伝えた方がいいわ」 と言った。 それを聞いた女性は 「そうだよね。いつまでもこのままじゃダメだよね」 「でもなかなか言い出せなくて」 と言った。 するとグラウは 「これを持ってると良いわ。あなたの力になってくれるから」 といって女性の手を握り、あるものを渡した。 グラウに手を握られた瞬間、 女性は不安な気持ちが スゥーっとなくなっていく感じがした。 グラウにもらったものを見ると それは紫色に輝く石だった。 「綺麗な石ね。ありがとうグラウ」 「なんだか不安な気持ちがなくなっていく気がするわ」 と女性は言った。 するとグラウが突然光出した。 女性は眩しくて目を閉じる。 女性が再び目を開けると そこにグラウの姿はなかった。 グラウと出会ってから数日後 女性はまた花を買いにお花屋さんへ行った。 「こんにちは」 と女性がお店に入ると 「あ、いらっしゃい♪」 といつものように店長さんが笑顔で迎えてくれた。 ただ、いつもと違って なんだかそわそわしている気がした。 女性は 「今日のおすすめありますか？」 と聞いた。 すると店長さんは 「今日のおすすめは…」 と言いながらお店の奥へと何かを取りに行った。 そしてあるものを持ってきた。 店長さんは 「今日はこれをあなたにお渡ししたかったんです」 と言って女性に花束を渡した。 女性は 「え？花束？」 と女性は驚いた。 店長さんは 「実は、あなたに伝えたいことがありまして…」 「あなたのことが好きなんです！！」 と言った。 それを聞いた女性は 「うそ…そんなことって…」 と驚きを隠せなかった。 店長さんは 「あ、いきなりこんなこと言われても困りますよね！すみません！忘れてください！」 と早口に言った。 女性は 「いや、そうじゃなくて…」 「あの…実は私も好きなんです…！」 と言った。 店長さんはそれを聞いて 「本当ですか！嬉しいです！」 と言った。 そして女性に花束を渡した。 花束にはアネモネの花が使われていた。 店長さんは恥ずかしそうに 「アネモネにはあなたを愛していますという花言葉があるんですよ」 と言った。 それを聞いた女性は顔が真っ赤になってしまった。 そんな彼女の胸元には紫色の石が輝いていた。 ーーーーーーーー 素敵な恋が訪れますようにと 願いを込めて製作しました。 ーーーーーーーー ・サイズ 全長約45cm+アジャスター約5cm 鉱石部分約2.5cm ・素材 チェーン：丹銅 鉱石部分：レジン、ワイヤー(銅線にポリウレタン加工を施したもの)