ハンドメイドマーケット minne(ミンネ)
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【大サイズ掛け軸4】甲斐怪総僧図

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★この掛け軸は大サイズ(約50 x 80 cm)の掛け軸です。収納袋が付属します。 【妖怪説明】 山梨のお坊さん妖怪が集合! ・蟹坊主 山梨市岩下町に伝わる。 長源寺は蟹沢の近くにあったが、この寺の住職はたびたび妖怪に殺害され行方不明となっていた。あるとき旅の僧がこの無住寺に泊まると、夜中に怪僧が枕元にあらわれ「四足八足両眼天に差すときはいかに」と問答をしかける。旅僧は「この蟹めが」と、枕元の大斧で切りつける。手応えがあり怪物は逃げ去り、翌朝血のしたたりの跡を追っていくと谷の奥の洞窟で大蟹が背中を割られて死んでいた。 その後、この沢を蟹沢といい、蟹を追ったところを蟹追い坂と呼んだ。またこの寺を蟹沢山長源寺と号し旅僧を寺の中興の開山として救蟹法師といった。 この化け蟹の甲羅はいまでも寺に残っているという。 ・ずず 山梨県上野原市秋山に伝わる。秋山の王の入りに〝ずずの田〟と呼ばれているところがある。 昔、百姓たちが粟をつくるために大刈りを焼いていた。一日中はたらき夕暮れになりそろそろ帰るかという頃「道に迷ったので一晩泊めて欲しい」と旅の坊さんが数珠を繰りながら頼んできた。百姓たちは人里離れた山の中だし、なんとなくあやしげなので「狐か狸が化けたものにちがいない」といって、数珠くり坊主を殺して大刈りと一緒に焼いてしまった。それからというもの、日照りが続いたり、雨が何日も続いたりと作物がとれない年が続いた。 「なにか悪いものでもたたっているのではないか」「あの時の坊主は本物だったのでは」「きっと坊さんがたたっているにちがいない」などと噂が広まり、軽はずみに殺してしまったことを後悔して、ずずの田のあたりにお宮をつくっておまつりをした。 ・むとう坊さん 河原部村に伝わる。江戸時代に蔵前院という寺に、天育という立派で頭のよいお坊さんがおり、これ以上学問の必要がないということで「無頭(むとう)」さんと呼ばれていた。このあたりは塩川と釜無川が合流するところで、年中大水が村を襲っていた。むとう坊さんは田畑を流されて困っている村の衆(し)のため寺の境内を田んぼにして米をとっていたが、役人がやってきて「寺の米も税として納めろ」と言い出した。 むとう坊さんは「とんでもねえことを言う。オレは死んでも従わんぞ」と反抗すると、役人はしばりあげて牢屋に入れてしまった。 断食をして10日目にむとう坊さんは死んでしまったが、間際に「オレは幕府とお役人をのろってやる。死体は村の高台に埋めてくりょう」と言い残した。 この年の冬、八ヶ岳おろしが吹き始めた夜、役人が泊まっている宿の上に赤い衣を着て提灯をもったむとう坊さんが七里岩の上のほうから飛んできて宿を火の海にした。それからというもの、役人が来ると火事になり、そのうち役人を泊める宿がなくなった。 村の衆は「ありゃあ、むとう坊さんの怨霊が火をつけえあいっている(つけて歩いている)」 言いあった。火事が村の衆の家に燃えうつりそうになるとむとう坊さんが両手を広げて火の勢いを落とした。 ・矢坪の一つ火 山梨市矢坪に伝わる。永昌院という寺に伝海禅現法印という坊さんがおり、裏山から火事をださないよう、悪い者がいては困ると村を心配し、毎日のように山の見回りをしていた。ある雪の日に伝海は腹をすかした熊に出会った。熊はこれから里にいって人を食うのだという。そこで伝海は「どうか、おれを食ってくりょう。ほのかし村へは行かんでくれや。坊主との約束を破ったらバチが当たるぞ」と言い、自分を熊に与えた。 村人たちは帰ってこない伝海を探したが行方が知れず、みな嘆き悲しんだ。そこで伝海の木像を刻んで永昌院の本堂に安置した。 次の年、また熊は里に降りようとした。すると、どこからか伝海が現れ「おめえ、坊主の約束を破ったな」と杖で殴り殺してしまった。 雨や雪が降ると、木像の伝海の杖には泥がついており足も汚れていた。村人たちは「きっと伝海さんは今でもおらんとうのために、山回りをしてくれているに違えねえ」と話し合った。時々裏山に提灯の灯のようなものがみえるため「矢坪のひとつ火」と呼び、伝海が見回っている合図だ、と思うようになった。 【商品説明】 直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。 表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。 すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。 説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです) 表装部の大きさ 幅50cm x 高さ80cm https://www.youtube.com/watch?v=usHVOx02Kbs&feature=youtu.be
★この掛け軸は大サイズ(約50 x 80 cm)の掛け軸です。収納袋が付属します。 【妖怪説明】 山梨のお坊さん妖怪が集合! ・蟹坊主 山梨市岩下町に伝わる。 長源寺は蟹沢の近くにあったが、この寺の住職はたびたび妖怪に殺害され行方不明となっていた。あるとき旅の僧がこの無住寺に泊まると、夜中に怪僧が枕元にあらわれ「四足八足両眼天に差すときはいかに」と問答をしかける。旅僧は「この蟹めが」と、枕元の大斧で切りつける。手応えがあり怪物は逃げ去り、翌朝血のしたたりの跡を追っていくと谷の奥の洞窟で大蟹が背中を割られて死んでいた。 その後、この沢を蟹沢といい、蟹を追ったところを蟹追い坂と呼んだ。またこの寺を蟹沢山長源寺と号し旅僧を寺の中興の開山として救蟹法師といった。 この化け蟹の甲羅はいまでも寺に残っているという。 ・ずず 山梨県上野原市秋山に伝わる。秋山の王の入りに〝ずずの田〟と呼ばれているところがある。 昔、百姓たちが粟をつくるために大刈りを焼いていた。一日中はたらき夕暮れになりそろそろ帰るかという頃「道に迷ったので一晩泊めて欲しい」と旅の坊さんが数珠を繰りながら頼んできた。百姓たちは人里離れた山の中だし、なんとなくあやしげなので「狐か狸が化けたものにちがいない」といって、数珠くり坊主を殺して大刈りと一緒に焼いてしまった。それからというもの、日照りが続いたり、雨が何日も続いたりと作物がとれない年が続いた。 「なにか悪いものでもたたっているのではないか」「あの時の坊主は本物だったのでは」「きっと坊さんがたたっているにちがいない」などと噂が広まり、軽はずみに殺してしまったことを後悔して、ずずの田のあたりにお宮をつくっておまつりをした。 ・むとう坊さん 河原部村に伝わる。江戸時代に蔵前院という寺に、天育という立派で頭のよいお坊さんがおり、これ以上学問の必要がないということで「無頭(むとう)」さんと呼ばれていた。このあたりは塩川と釜無川が合流するところで、年中大水が村を襲っていた。むとう坊さんは田畑を流されて困っている村の衆(し)のため寺の境内を田んぼにして米をとっていたが、役人がやってきて「寺の米も税として納めろ」と言い出した。 むとう坊さんは「とんでもねえことを言う。オレは死んでも従わんぞ」と反抗すると、役人はしばりあげて牢屋に入れてしまった。 断食をして10日目にむとう坊さんは死んでしまったが、間際に「オレは幕府とお役人をのろってやる。死体は村の高台に埋めてくりょう」と言い残した。 この年の冬、八ヶ岳おろしが吹き始めた夜、役人が泊まっている宿の上に赤い衣を着て提灯をもったむとう坊さんが七里岩の上のほうから飛んできて宿を火の海にした。それからというもの、役人が来ると火事になり、そのうち役人を泊める宿がなくなった。 村の衆は「ありゃあ、むとう坊さんの怨霊が火をつけえあいっている(つけて歩いている)」 言いあった。火事が村の衆の家に燃えうつりそうになるとむとう坊さんが両手を広げて火の勢いを落とした。 ・矢坪の一つ火 山梨市矢坪に伝わる。永昌院という寺に伝海禅現法印という坊さんがおり、裏山から火事をださないよう、悪い者がいては困ると村を心配し、毎日のように山の見回りをしていた。ある雪の日に伝海は腹をすかした熊に出会った。熊はこれから里にいって人を食うのだという。そこで伝海は「どうか、おれを食ってくりょう。ほのかし村へは行かんでくれや。坊主との約束を破ったらバチが当たるぞ」と言い、自分を熊に与えた。 村人たちは帰ってこない伝海を探したが行方が知れず、みな嘆き悲しんだ。そこで伝海の木像を刻んで永昌院の本堂に安置した。 次の年、また熊は里に降りようとした。すると、どこからか伝海が現れ「おめえ、坊主の約束を破ったな」と杖で殴り殺してしまった。 雨や雪が降ると、木像の伝海の杖には泥がついており足も汚れていた。村人たちは「きっと伝海さんは今でもおらんとうのために、山回りをしてくれているに違えねえ」と話し合った。時々裏山に提灯の灯のようなものがみえるため「矢坪のひとつ火」と呼び、伝海が見回っている合図だ、と思うようになった。 【商品説明】 直筆サインが入った1点ものの掛け軸です。 表装(絵柄)以外の部分も特殊加工の印刷により仕上げてあります。 すべて布製ですので耐久性に優れており、収納もしやすくなっています。 説明の短冊がつきます。(画像はサンプルです) 表装部の大きさ 幅50cm x 高さ80cm

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    神1・弁財天ver23(七福神)

    作家・ブランドのレビュー 星5
    弁財天様がモチーフのアイテムを探していてこちらの作品に出会いました(^^)白蛇様も一緒で嬉しくて即購入させていただきました!早速お部屋に飾らせていただきました。毎日眺めて幸せを引き寄せたいと思います☆素敵な弁天様をありがとうございました!
    2023年3月10日
    by スカルピオン
    大蛇堂さんのショップ
    大蛇堂からの返信
    レビューありがとうございます!弁財天を描く際に白蛇も重要な要素でしたので琵琶と一緒に描いていてよかったです。飾っていただけて弁財天様も喜んでいると思います。日々の幸せに微笑みのご加護があるようお祈りしております!
    作家・ブランドのレビュー 星5
    2023年3月10日 by スカルピオン

    弁財天様がモチーフのアイテムを探していてこちらの作品に出会いました(^^)白蛇様も一緒で嬉しくて即購入させていただきました!早速お部屋に飾らせていただきました。毎日眺めて幸せを引き寄せたいと思います☆素敵な弁天様をありがとうございました!

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    神1・弁財天ver23(七福神)

    作家・ブランドのレビュー 星5
    無事到着しました。 注文した時点で表示されていた淡白く神秘的な弁財天様は売り切れてしまったのですが、新たにご提示頂いた(画像参照)弁財天様も皆既月食の夜に輝く紅月のような麗しさ。喜んで注文させていただきました。 とても素敵な誕生日プレゼントになりました。 本当にありがとうございます、大切に飾らせていただきます。
    2023年1月14日
    by masamune17
    大蛇堂さんのショップ
    大蛇堂からの返信
    レビューありがとうございます!大蛇堂の掛け軸は1点ものなので同じ絵柄でも色合いなどが異なってしまいますが、新たに制作した弁財天も気に入っていただけてよかったです。誕生日という特別な日を作品でお祝いできたこと、大変うれしいです。ありがとうございました!
    作家・ブランドのレビュー 星5
    2023年1月14日 by masamune17

    無事到着しました。 注文した時点で表示されていた淡白く神秘的な弁財天様は売り切れてしまったのですが、新たにご提示頂いた(画像参照)弁財天様も皆既月食の夜に輝く紅月のような麗しさ。喜んで注文させていただきました。 とても素敵な誕生日プレゼントになりました。 本当にありがとうございます、大切に飾らせていただきます。

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    【図録】山梨妖怪地図2022(弐)

    作家・ブランドのレビュー 星5
    昨日無事に届きました。今回も素敵な図録をありがとうございました。今回の図録もたくさんの妖怪が登場しましたね!なんか…悲しい恋愛系だったり、自分がやった報いが自分に返ってきて妖怪になっちゃった系だったり、化かす系だったり、読んでいて「…何これ?」と思う系だったりと、今回も面白かったです!どの妖怪のお話も面白かったのですが、個人的には曲渕の主、白骨の馬、きちむじん様、乙女湯のお玉が好きです。らも無理をせずに頑張って下さい。
    2022年8月24日
    by korason
    大蛇堂さんのショップ
    大蛇堂からの返信
    レビューありがとうございます!厳選した妖怪たちを楽しんでいただけたようでうれしいです!白骨の馬は話をみつけたときに、かわいそうではありますが「絵にしたらかっこよくなる!」と描きたいものでした。きちむじん様、いたらうれしい妖怪ですね、ちなみにイラストの狐のうえに載っている子供はウチの息子がモデルになっております。これからも応援いただければうれしいです!
    作家・ブランドのレビュー 星5
    2022年8月24日 by korason

    昨日無事に届きました。今回も素敵な図録をありがとうございました。今回の図録もたくさんの妖怪が登場しましたね!なんか…悲しい恋愛系だったり、自分がやった報いが自分に返ってきて妖怪になっちゃった系だったり、化かす系だったり、読んでいて「…何これ?」と思う系だったりと、今回も面白かったです!どの妖怪のお話も面白かったのですが、個人的には曲渕の主、白骨の馬、きちむじん様、乙女湯のお玉が好きです。らも無理をせずに頑張って下さい。

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