古代中国の東周代、列国(春秋・戦国時代)には、多くの国が覇権を争いました。この文字は、中山(ちゅうざん)という国の王が作った壷の文字です。縦に長く、そして、装飾性が強いのが、この壷の特徴です。
「若」の字源は、両手を挙げた巫女です。
この列国(春秋・戦国時代)金文を見ると、もはや両手の形が分からなくなっています。おそらく書いた古代人も、漢字の成り立ちが分からなくなっていたのでしょう。そうすると、字形は変わってくるのです。そうして、「若」の文字は、「艹(草冠)」と「右」と書かれるようになり、草と右なのだから、若草を取るのが若いという文字の字源、と思われるようになるのです。
そういった漢字の歴史を辿りつつ、この文字を是非味わってくださいませ。
古代中国の東周代、列国(春秋・戦国時代)には、多くの国が覇権を争いました。この文字は、中山(ちゅうざん)という国の王が作った壷の文字です。縦に長く、そして、装飾性が強いのが、この壷の特徴です。
「若」の字源は、両手を挙げた巫女です。
この列国(春秋・戦国時代)金文を見ると、もはや両手の形が分からなくなっています。おそらく書いた古代人も、漢字の成り立ちが分からなくなっていたのでしょう。そうすると、字形は変わってくるのです。そうして、「若」の文字は、「艹(草冠)」と「右」と書かれるようになり、草と右なのだから、若草を取るのが若いという文字の字源、と思われるようになるのです。
そういった漢字の歴史を辿りつつ、この文字を是非味わってくださいませ。