技術と価格につきまして

《技術について》 なるべく細部まで映るよう、掲載写真の大半は4〜10倍で撮影しております。それでも写真には写らない研磨時に取り切れなかった微細な傷や金属特有の鬆（巣／す）などがございます。 でキャスト上がりにできてしまった空気孔による鬆は、可能な範囲内で埋めるよう努めておりますが、多い隠せない場合もございます。大きいものはレーザー溶接機で鬆埋めを依頼する場合もございますが、金属疲労や地金が痩せて作品の寿命が縮まってしまうのを防ぐため、目立たない鬆や細かい傷は修正しない場合もございます。 また、ロストワックスの知識や技術を極めて参りましたが、ジュエリー業界はほとんどのメーカーが分業制をとっており、彫金の中でも石留め技術は特段難しいと言われております。 恥ずかしながら、石留だけを専業にされてるような、その道20~30年以上の職人には足元にも及びません。 ある程度の技術はございますが、石留専業職人の技術の精密さには劣りますことを予めご容赦ください。 MEER AUREOLEのアートジュエリーは、商品ではなく「アート作品」として温かい目で見ていただければ幸いです。 《価格につきまして》 上記、ご注意事項にも記載のように、一つのジュエリーを作るのに様々な業者が携わっています。 鋳造(キャスト)、レーザー溶接、バーナーでのロウ付け、刻印入れ、サイズ直しや石揺れ等の修理などは、専門業者へ委託しております。 例えば、地金はキャスト時にグラム単位で価格が日毎に変動したり、「k10」などの金種や「○○ct」の石目の打刻を依頼するのにすら、一文字いくら〜と決まっております。 大手メーカーではCADというPCデータでデザインしたものを大量生産できたり、専業職人を雇い大半の工程を自社工房で賄えるなどのメリットがあります。そのため、市販品のほうがハンドメイドよりもリーズナブルでお得かもしれません。 対して、個人で製作しているハンドメイド作品は、レーザーや顕微鏡など各設備や大きな機器が整っている業者へ委託せざるを得ないため、市販品のような低価格でのご案内は難しいです。また製作期間も様々な業者に順番に依頼するため1~3ヶ月かかります。 市販品の価格や納期の短さには勝てませんが、ハンドメイドジュエリーには、お値段以上に、一点物で他にはないデザイン、拘って選別したルース(宝石)などの大きな価値があります。 金相場高騰により値上げの可能性はございますが、特別な理由がない限りSALEやまとめ割引などのお値下げは致しません。少しでもお安くお求めになりたい場合は各サイトのクーポンや特典をご利用ください。