江戸の町火消し「そ組」まとい・缶バッチ

COVID-19の流行が始まった頃、アマビエをはじめとする日本の歴史や伝説などをモチーフとした「疫病退散」や厄払いを願うアイテムがたくさん登場しました。そんな時期に、江戸の町火消が扱う「纏（まとい）」を描くことで火の粉を散らす、災害の火を消すなどの願いをこめて作業を始めました。 ですが、64本の纏を同じレベルで描き、生地をデザインし、布を作り、できた材料でいろんなアイテムを自力で作るというここまでのプロセスに思った以上に時間がかかってしまい、時代にのる事ができずにいました。 この缶バッチに描かれている纏（まとい）の説明は画像をご参照ください。 デザインデータを作ることが主な生業でしたが、人生初の商品開発→手作り作品販売に参入。自分の作品を皆さんにご覧いただくことを始めたばかりです。 デザインやデータは私にとっては宝物であり、自分が生んだ子どもでもあるので、これからもゆっくりじっくり自分がいいと思うものを丁寧に作り上げてまいります。 それでも火事や災害が多い我が国に昔あった文化であることに変わりはありませんし、纏のデザインはどれも素敵です。また、それぞれの纏にはみんな意味があるところがとても興味深く世界に誇ることができるビジュアルなのもまた素敵です。 浮世絵そのままを使ったアイテムは他でもたくさん見られますが、この作品は、全てデータを描き起こし、いろいろなものに展開するために揃えたオリジナルデータです。 缶バッチも全部揃えると64種類あります。一個一個集める楽しみもあるかもしれません。 きれい、かわいい、愛らしいというコレクションとは少し違うかもしれませんが、こういうのあってもいいよね。と、作品を展示しています。