アンティークファブリックの裁縫箱

ブルーやピンクの花柄の背景にダマスク模様がエクリュ色に浮かび上がるように見える19世紀の希少なリネン布で裁縫箱を製作しました。100年ほど前のお品物ですが、綺麗な部分を使用しておりますので古さを感じません。 内側のブルーの生地はシルクの現行品。他のブレード類はフランスパリにて購入した物（値段は失念いたしましたが、かなりお高いブレードでした）やアンティークのもの、木馬のグログランテープを使用しております。 カルトナージュは厚紙を組み立てて布を貼るフランスの工芸ですが、アトリエオリジナルの型を使用し、カルトナージュの製法のみで製作した物よりも数段の強度と精密さ、軽量化を実現しております。カルトナージュのアンティーク品に見られる経年劣化による箱の形のへたれ等はそれがまた魅力ですが、厚紙で作る箱よりは強度がある分重ねて楽しめる等の利点も多いです。様々な布箱を重ねてその時の気分に合わせてみる楽しみも増えます。 持ち手金具に関してはアンティーク金具をセレクトしております。手前の留め金具は持ち手金具に合わせ若干塗装をしております。 材料がほとんどアンティーク使用のため、材料費のみでもかなりお高いお品物になります。製作時間もかなりかかりますが、製作費用はご奉仕価格です。皆さまとの繋がりを優先に奉仕価格になりますが、予告なく定価変更ある場合もございますので、ご了承ください。 今後大きさと生地違いで同型の箱を出品予定になります。 長年カルトナージュのアトリエを主宰しておりますviolettes自らが製作しておりますので、細部にわたるこだわりと正確な製作技術は自信を持っております。 是非お部屋のインテリアに潤いと彩りを添えて癒しのお手伝いが出来たらと思っております。 お品物を手に取ってご覧になりたい方のために、出張費と交通費を前払いでお支払いいただきましたらお品物をお持ちしご説明にあがります。カルトナージュの製法と異なり様々な工程を経て製作しておりますので、実物をご確認いただければ幸いです。 ※attention※ ＊繊細なお品物であり、落としたり高温や湿度の高い場所や水に濡れる場所に置きますと劣化の原因になります。 ＊切れ端の処理には最新の注意をしておりますが、あまり雑な扱いをするとほつれの原因になります。 ＊カルトナージュのお品物をお持ちの方であれば全く問題ございませんが、念のために上記記載しております。何かご不明な点がございましたら遠慮なくお問い合わせください。