【合成石】錬金術師の錬成晶『創血晶の指輪』c

《創血晶》 『神をも畏れぬ男』。水環の世の歴史上、最も優れた錬金術師は、そう呼ばれた。 世界を浄化した神の血、神血晶。神の涙、神涙晶。その２つを彼は錬金によって錬成してのけたのである。 彼によれば、世界に溶け込んでしまった神の血や涙を集めて結晶化しただけ、との事であったが、当時の錬金術では世界に溶け込んだ神の力を物質から分離する理論は確立されておらず、常識を覆す錬金に激震が走った。 そして、彼の所業は神への冒涜として、神殿に激しく非難された。迫害を受けた稀代の錬金術師は、祖国を捨て数名の弟子と共に彼を歓迎した南方へと亡命した。南の大国で錬金術が盛んなのは、彼の弟子たちが錬金術をかの国に広めたためである。 錬金術師によって作られた神血晶を創血晶、神涙晶を創涙晶と呼ぶ。 ーーーーーーーー 合成石である人工ルビーを使用した指輪です。カットの入った鮮やかなローズレッドの石がキラキラと煌めきます。人工宝石であるがゆえの、美しい色と内包物の無い透明な石の輝きをお楽しみください。 画像ではカットによる煌めきのピンク色が強く出て、実際よりもピンク寄りの色味に見えてしまっております。 ルースは、ルビーAAA・合成コランダム/火炎溶融法(ベルヌーイ法)・オーバル・ファセットカットとの表記があるものを仕入れております。 肉眼では分かりにくい程度ではございますが、拡大した場合、エッジ部分に摩耗のような掠れや小傷が見受けられます。 指輪は真鍮製の金古美カラーの台座を使用し、爪を倒す形で石留めをしております。接着剤は不使用です。フリーサイズのリングになっております。 画像はLED照明による撮影のため、自然光では若干色味が変わります。ご了承ください。 なおデスクライトによる至近距離の光源ですので、画像は、強めの光を当てた場合のものとなります。 ［！合成石の人工ルビーにつきまして！］ 火炎溶融法(ベルヌーイ法)の人工ルビーは、天然ルビーと化学組成も物理特性も同じ石を、人工的に作り出した結晶です。 火炎溶融法(ベルヌーイ法)は、ルビーの原料粉末を酸水素炎の中をわずかずつ降らせ、溶融させた液滴を降り積もらせて結晶を成長させます。初めて商業的に成功した人工宝石の製造方法と言われています。 天然のルビーと違い、内包物をほぼ含んでいないため、高い透明度と均一な美しい色が特徴です。まさに、人間の叡智が生み出した美しい結晶です。 ただし、大量生産が可能となったが故に、宝石としての希少価値は全くありません。 しかし、その分、美しいルビーを非常にお求めやすい価格で手に入れる事が出来るとも言えます。また、天然ルビーのグラスフィルド加工に比べると耐久性もございます。 アクセサリーとして、美しい石を身につけたいという思いには十分に応えてくれる石だと思います。 1番大切なのは、情報を明記する事だと思いますので、人工宝石を販売する場合にはしっかりとその旨を、間違いないように分かりやすい場所に明記させて頂きます。