minne ホーム > アート・写真 > ZINE・リトルプレス > 手製本「コブの涙」
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実のところ、ひとの背中のくぼみには駱駝が住んでいます。
駱駝のコブにはひとの流しそびれた涙がたまっています。
紳士はいつも駱駝へ涙を預けていました。
「いつか取りにくるからさ」
そんな風に軽く言って。
ある日、紳士の涙が止まらなくなりました。
「くぼみ地帯駱駝失踪症」と診断された彼は、駱駝の捜索へ向かったのでした。
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夏の終わり、太陽の強さの残る季節に、その光をふんだんに取りこんだ写真を元にしてつくりました。見慣れたものが違って見える写真の中。紳士や駱駝が住むのは、私たちの世界と同じようでちょっと違う世界です。光と影、白と黒が綴るおはなしです。
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*本のつくり
ひと折りずつ目打ちで穴を開け、糸で縫い綴じました。
カバー・見返し・本文に三種類の白い紙を使っています。
表紙は黒の厚めの紙です。表紙カバーを外すと手書きのタイトルとナンバリングがあります。今回作成したものは全35冊、お手にしたその本は世界でひとつ、お客様のものです。
計四種類の違う紙です。白い紙では、色味や紙質の違いをお愉しみいただけます。
おはなしをつくるひと
2020.11.28より販売を再開いたしました。よろしくお願いいたします。
[全 51件]
ご連絡をありがとうございます。 それぞれの本を楽しんでいただけて、とても嬉しく思います。 また機会がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。
無事に到着しました!イメージ通り、とっても可愛い豆本でした♪ 大切にしますね😄 見て癒されてます(^-^)この度は本当にありがとうございましたm(_ _)m(*'▽'*)
到着のお知らせをありがとうございます! お気に召していただけてうれしいです。どうもありがとうございました!
無事にお手元へ届き、安心しました。お知らせをありがとうございます! 猫たちの日常のヒトコマをお楽しみいただければ幸いです。
ご感想をありがとうございます! お気に召していただき、本をかわいがってくださって、とてもうれしいです。
叶わないのに諦めきれない人にとって、呪いと気づいていてもこの毒りんごの存在は救いになりますね。ルルは夢を叶えたんだと思います。 侏儒も梟男があんな風になってルルとは会えないと思いますが一緒にはなれたのではと願っています。読んでると、弱く小さいイメージの登場人物が多いのに、すごく沸き立つエネルギーを感じました。目が離せない越後さんの絵が希望と絶望を一気に受け止めなければならない感じで息切れさえしましたが、かくらさんの世界をまた堪能しました。またいつもいろいろ付けて下さりありがとうございました。 タイトルの漢字、とても素敵ですが変換できませんでした。申し訳ありません。
タイトル文字の「苹果」は宮沢賢治の表記するりんごが「苹果」で、ずっとそれがいつも食べるりんごではなく、特別な食べ物として感じられていたから、こちらにしておりました。 変換できないものもありますよね。かえって、すみません。 彼らに沸き立つエネルギーを感じてくださったというご感想、とてもうれしいです。仰るように、ちいさい存在たちの、それぞれの懸命な行動の物語でした。 向かい合わせとなっている越後さんの絵に「希望と絶望」という言葉を重ねていただいて、ああそこにもまた対になるものが…と思いました。 深く読み解いていただいて、ありがとうございます。
昨日無事に届きました。ふとした時に見つけて、「名刺に物語が書いてある」と言うのに惹かれて購入しました。好きなときに好きな名刺を読む、と言うスタイルとても気に入りました。おまけの栞と豆本もありがとうございます。これからも頑張って下さい。
ご感想をありがとうございます! 作品を見つけていただき、気に入っていただけて、とてもうれしいです。これからもがんばります。
本日無事お品物が届きました。ご対応いただきありがとうございました! とても凝った作りで素敵ですね、これから読ませていただきます、楽しみです!本当にありがとうございました。
到着のご連絡をありがとうございます。無事にお手元へ届き、安心しました。 どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ^^
私の図書館は美しいもの、あるいは汚れたもので出来ているのでしょうか?私次第ですね。年を重ねた分、本の数は多いでしょう。でもこれからは質もよくしていけるようもう一人の私と頑張ります。かくらさん、このお話、すばらしい発想ですね。ごめんなさい、私にはこの言葉しか浮かびません。自分の体験と内面を見つめ直すという目的でもう一人の自分がそれを本にしているというのが(私の解釈ですが)とても新鮮でした。霧と砂のイメージがぴったりのそれぞれの本も、夢のように儚く消えてしまいそうな感じがとても素敵です。 砂のナキと霧のナキが旅している柄のぽち袋もありがとうございました。
ご感想をありがとうございます。「うつくしい」も「汚れ」も意味のあることだと思います。汚れたものは汚れていることがきっとうつくしい。 shokoさんの仰るように「もうひとりの私と」しっかり生きていくという、そういう生きることへの祈りに似た気持ちが本をつくる時にありました。受け止めてくださってありがとうございます。 造本もお気に召していただけてうれしいです。そして、ご予約のお礼のポチ袋! なるほど、「旅している柄」 意識していませんでしたが、そうですね。笑。そういうことにさせてもらいます。ありがとうございます!
無事に届き安心しました。お知らせをありがとうございます! どうぞゆっくりお楽しみくださいませ。
すずき恵さんの絵、初めてですが大好きになりました。特に影の絵が優雅でとても美しく目が奪われてしまいます。今回、影が主役になれることが感動しました。影の存在は、見えるひとにしか見えないのでしょう。私も見える努力をしていきたいと思います。窓枠を青空にかざすと、最初のページのおうちの窓から見ている気分になれてまるでここに住んでいるみたいです。これからも嬉しくて何度もやってしまうでしょう。どうもありがとうございました。
豆本「四十雀」のご感想をありがとうございます。 影の絵、とてもすてきですよね。展示でもとても人気がありました! 影の存在を見る努力。そうですね、私も、見過ごしてしまわないよう、目を凝らしていたいと思います。 表紙の窓枠を空にかざすという発想。なるほどと思いました。私もやってみようと思います! 今回もどうもありがとうございました!
手製本「雨と飴の商品型録 冬ごもりセット」
ご連絡が遅くなりましたが、先日手元に届きました。早速開いてながめています。 「雨と飴の商品型録」は装丁が変わっていて、めくるたびにわくわくしました。 「コーヒートリのつくり方」は包装からコーヒーを感じさせ、小さいけれど存在感のある本でした。 「コブの涙」は他の豆本に比べて大きめなので、ユニークなレイアウトのモノクロ写真と文章が堪能できました。 おまけやメッセージも同封されていて、作家さんの温かいお人柄が伺えます。素敵な作品をありがとうございました。大切にしたいと思います。