ボールペン画"Reaching for Trust"のアートプリントです。
高い木に登って降りられなくなった猫レスキューの一場面を描いてみました。
アメリカでは、Canopy Cat RescueというNPOが、高い木に登って降りられなくなった猫専門のレスキュー活動を展開しています。
https://youtu.be/KZuNhYGUG5s
Facebookで彼らのページを見つけてフォローしていたところ、
「必ずしもすべての猫がレスキューに来た我々を歓迎するわけではない」
という投稿を見ました。
ある猫などは、救助者が近づいてくると反対側の枝に逃げてしまい、救助者がそちらに移動すると、今度はまた反対側の枝に逃げてしまう。
猫にとっては枝から枝への移動はさほど難しくないかもしれませんが、命綱で自分の体を吊り下げている救助者にとっては、これがどれほど困った事態であることか。
最終的には、移動中の猫にさっと手を伸ばして何とか救助できたそうですが、高所でのこうした作業、専門家とは言え救助者も怖かったことでしょう。
そうしたリスクを負いながら助けに来た自分を、猫が歓迎してくれればまだ報われますが、場合によっては、シャー!なんて威嚇されてしまうこともあるのでしょう。
このエピソードには何ともいえないほろ苦い気分になり、思わず、
「生き物の信頼を獲得するのは簡単なことじゃないから…」
と、別のレスキューグループの経験を思い出しながらつぶやきました。
子猫時代、適切な時期に人に慣らしておかないと、猫は基本的に人間に懐くことはないといいます。
野良として生きる場合、我々人間を含め、簡単にほかの生き物に懐かないというのは、実は、身を守る上で必須の条件でもあります。
一度飼い猫だった猫が捨てられて野良になると、屋外で虐待被害に遭うリスクが高いと聞いたことがあります。
生まれついての野良は警戒心が強く人間に自分から近寄ることはなく、従って、嗜虐趣味の人間の手にかかるリスクも低い。
一方、飼い猫経験がある猫は、飼われている間に人間を信頼することを学んでしまうため、捨てられてもなお、近づいてくる人間に簡単に懐いてしまう。
その人間がどんな意図で自分に近づいてきているのか、判断することもできずに。
悲しいことに、これは猫に限った話ではなく、人間にも該当します。
人助けでは、往々にして親切な行いに対して不信で報いられることがあり、これはつらいものですが、そうした不信はその人が身を守るために必要なものだったのだろうと理解し、それも織り込み済みで自分にできることをするというスタンスが必要でしょう。
親切と信頼しか存在しない世界があれば理想的ですが、現実はそれには程遠い。
そんな連想でほろ苦い気分に浸りつつ、このペン画を描きました。
*************************************************************
【寄付対象作品】
Canopy Cat Rescueの活動にヒントを得て制作した作品は、売上合計10万円ごとに2万円を当該NPOに寄付します。
他にも該当作品がありますので、是非チェックしてみて下さい!
*************************************************************
作品の額装については、下記リンクのレターをご参照下さい。
作品を送付すれば、最適な額装をして返送してくれるサービスも紹介しています。
https://minne.com/@atelierso/letters/25462
※ ご希望があれば、私の方で上記サービス利用の代行手配も可能です(手数料として+500円)。
その場合は:
① ご購入いただいた作品を私から額屋さんに送付し
② 額装済の作品を額屋さんからお客様に直送
という手順になります。
額代、マット代、額装工賃、送料は、お客様から額屋さんに別途お支払いです。
ご希望の方は、購入オプションで「額装手配の代行を依頼する」を選択してください。
詳細については、必要に応じてメッセージでお問合せ下さいませ。
【猫ペン画のバーチャル展覧会】~映像と音楽で作品展示をお楽しみください!🐈
https://youtu.be/YCIB7CNYy4Q
ボールペン画"Reaching for Trust"のアートプリントです。
高い木に登って降りられなくなった猫レスキューの一場面を描いてみました。
アメリカでは、Canopy Cat RescueというNPOが、高い木に登って降りられなくなった猫専門のレスキュー活動を展開しています。
Facebookで彼らのページを見つけてフォローしていたところ、
「必ずしもすべての猫がレスキューに来た我々を歓迎するわけではない」
という投稿を見ました。
ある猫などは、救助者が近づいてくると反対側の枝に逃げてしまい、救助者がそちらに移動すると、今度はまた反対側の枝に逃げてしまう。
猫にとっては枝から枝への移動はさほど難しくないかもしれませんが、命綱で自分の体を吊り下げている救助者にとっては、これがどれほど困った事態であることか。
最終的には、移動中の猫にさっと手を伸ばして何とか救助できたそうですが、高所でのこうした作業、専門家とは言え救助者も怖かったことでしょう。
そうしたリスクを負いながら助けに来た自分を、猫が歓迎してくれればまだ報われますが、場合によっては、シャー!なんて威嚇されてしまうこともあるのでしょう。
このエピソードには何ともいえないほろ苦い気分になり、思わず、
「生き物の信頼を獲得するのは簡単なことじゃないから…」
と、別のレスキューグループの経験を思い出しながらつぶやきました。
子猫時代、適切な時期に人に慣らしておかないと、猫は基本的に人間に懐くことはないといいます。
野良として生きる場合、我々人間を含め、簡単にほかの生き物に懐かないというのは、実は、身を守る上で必須の条件でもあります。
一度飼い猫だった猫が捨てられて野良になると、屋外で虐待被害に遭うリスクが高いと聞いたことがあります。
生まれついての野良は警戒心が強く人間に自分から近寄ることはなく、従って、嗜虐趣味の人間の手にかかるリスクも低い。
一方、飼い猫経験がある猫は、飼われている間に人間を信頼することを学んでしまうため、捨てられてもなお、近づいてくる人間に簡単に懐いてしまう。
その人間がどんな意図で自分に近づいてきているのか、判断することもできずに。
悲しいことに、これは猫に限った話ではなく、人間にも該当します。
人助けでは、往々にして親切な行いに対して不信で報いられることがあり、これはつらいものですが、そうした不信はその人が身を守るために必要なものだったのだろうと理解し、それも織り込み済みで自分にできることをするというスタンスが必要でしょう。
親切と信頼しか存在しない世界があれば理想的ですが、現実はそれには程遠い。
そんな連想でほろ苦い気分に浸りつつ、このペン画を描きました。
*************************************************************
【寄付対象作品】
Canopy Cat Rescueの活動にヒントを得て制作した作品は、売上合計10万円ごとに2万円を当該NPOに寄付します。
他にも該当作品がありますので、是非チェックしてみて下さい!
*************************************************************
作品の額装については、下記リンクのレターをご参照下さい。
作品を送付すれば、最適な額装をして返送してくれるサービスも紹介しています。
https://minne.com/@atelierso/letters/25462
※ ご希望があれば、私の方で上記サービス利用の代行手配も可能です(手数料として+500円)。
その場合は:
① ご購入いただいた作品を私から額屋さんに送付し
② 額装済の作品を額屋さんからお客様に直送
という手順になります。
額代、マット代、額装工賃、送料は、お客様から額屋さんに別途お支払いです。
ご希望の方は、購入オプションで「額装手配の代行を依頼する」を選択してください。
詳細については、必要に応じてメッセージでお問合せ下さいませ。
【猫ペン画のバーチャル展覧会】~映像と音楽で作品展示をお楽しみください!🐈