ご覧いただき、ありがとうございます。
紅茶をおいしく飲んでいただくために、是非ご一読ください。
***** ***** *****
★紅茶の3大成分
紅茶には身体にうれしいさまざまな成分が含まれています。
茶の発祥地とされる中国や、紅茶文化の発達したイギリスでもかつては薬用として扱われており、身体や精神にもたらす効果は今日も見直されています。
【カフェイン】
適量のカフェイン摂取は集中力や興奮作用を高める働きがあります。覚醒作用、利尿作用、新陳代謝や血液循環の促進、疲労回復作用などに効果的と言われます。
【タンニン】
渋みの一種であるタンニンはカテキンやポリフェノールを多く含みます。タンニンに含まれるポリフェノールの一種が『紅茶フラボノイド』で、さまざまな病気に原因となる活性酸素を抑える抗酸化物質として注目されています。また、ビタミンA、C、Eなどと一緒に摂ることで効果がアップすると言われています。
【テアニン】
甘みや旨味になる成分で、たんぱく質の中のアミノ酸の1つです。精神を落ち着かせ、血圧を下げ、ストレスを和らげるなどのリラックス効果があると言われています。
★紅茶と水について
紅茶に使用する水は、「どんな茶葉を使うか」と同じくらい影響があります。意識したいポイントは ①空気 ②硬度 ③沸騰 の3つです。紅茶が本来持っている香味を最大限に抽出するためには、空気がたっぷりと含まれた日本の汲み立ての水道水は最適と言われています。蛇口から勢いよく水を出してたっぷりと空気を含ませ、強火で沸かして硬貨大の泡が音をたててはじけた状態がベストです。沸かしすぎると空気が逃げてしまいます。
日本の水道水はカルシウムなどの成分が適度に含まれた軟水(硬度約70)のため、甘みや旨味が感じられ、紅茶に向くと言われています。なお、超軟水(硬度約10)では水色は明るくなるが香味が出すぎてバランスを欠き、硬水(硬度約300)では黒っぽい水色になり、コクは出やすいが渋みや香りは控えめになります。
★ティーバッグの淹れ方
リーフティーに比べて味が劣るインスタントというイメージを持たれている方も多いと思いますが、ティーバッグの中身も茶葉であり、いれ方次第で十分においしい紅茶を淹れることができます。
【ストレートティー】
①カップまたはティーポットに熱湯を注いで温めておきます。沸騰した熱湯を先にカップまたはティーポットに注ぎ、ティーバッグをカップの縁から静かに沈めます。ティーポットの場合、人数分のティーバッグ、熱湯を入れてください。
②茶葉の成分が抽出されていくので、ふたをして蒸らします。カップの場合、ソーサーなどを使ってください。
③蒸らし時間(茶葉により異なります)を置いたら、軽く振って静かに引き上げます。
【ロイヤルミルクティー】
①手鍋に人数分の水を入れて沸かし、沸騰したら火を止めてティーバッグを入れます。ティーバッグでロイヤルミルクティーを淹れる場合、濃いめにするために人数分の1.5~2倍使うとちょうどいいです。
②蒸らし時間(茶葉により異なります)を置き、牛乳を加えて中火で温めます(ティーバッグは入れたまま)。牛乳を加えるとコクが出るので、お好みや季節に応じて変えてみてください。
③沸騰直前まで温めます。鍋肌に細かい泡がふつふつと出てきたら火を止めます。
④ティーバッグを引き上げ、別のポットに移す、またはカップに直接注ぎます。
★ティーバッグの淹れ方の注意点
×しっかり蒸らします。振っただけでは色は出ますが味は出ません。
×ティーバッグは1包1杯用です。1つのティーバッグを2個のカップに振りながら淹れても、味や香りのないただの色付きのお湯になります。
×ティーバッグをスプーンの背などで押し出して絞り出すのは控えましょう。エグ味や苦みが強く出てしまいます。
×茶葉は鮮度が大切です。賞味期限にかかわらずお早目にお召し上がりください。高温多湿を避け、移り香にご注意ください。
参考文献:日本紅茶協会「紅茶大事典」
ご覧いただき、ありがとうございます。
紅茶をおいしく飲んでいただくために、是非ご一読ください。
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★紅茶の3大成分
紅茶には身体にうれしいさまざまな成分が含まれています。
茶の発祥地とされる中国や、紅茶文化の発達したイギリスでもかつては薬用として扱われており、身体や精神にもたらす効果は今日も見直されています。
【カフェイン】
適量のカフェイン摂取は集中力や興奮作用を高める働きがあります。覚醒作用、利尿作用、新陳代謝や血液循環の促進、疲労回復作用などに効果的と言われます。
【タンニン】
渋みの一種であるタンニンはカテキンやポリフェノールを多く含みます。タンニンに含まれるポリフェノールの一種が『紅茶フラボノイド』で、さまざまな病気に原因となる活性酸素を抑える抗酸化物質として注目されています。また、ビタミンA、C、Eなどと一緒に摂ることで効果がアップすると言われています。
【テアニン】
甘みや旨味になる成分で、たんぱく質の中のアミノ酸の1つです。精神を落ち着かせ、血圧を下げ、ストレスを和らげるなどのリラックス効果があると言われています。
★紅茶と水について
紅茶に使用する水は、「どんな茶葉を使うか」と同じくらい影響があります。意識したいポイントは ①空気 ②硬度 ③沸騰 の3つです。紅茶が本来持っている香味を最大限に抽出するためには、空気がたっぷりと含まれた日本の汲み立ての水道水は最適と言われています。蛇口から勢いよく水を出してたっぷりと空気を含ませ、強火で沸かして硬貨大の泡が音をたててはじけた状態がベストです。沸かしすぎると空気が逃げてしまいます。
日本の水道水はカルシウムなどの成分が適度に含まれた軟水(硬度約70)のため、甘みや旨味が感じられ、紅茶に向くと言われています。なお、超軟水(硬度約10)では水色は明るくなるが香味が出すぎてバランスを欠き、硬水(硬度約300)では黒っぽい水色になり、コクは出やすいが渋みや香りは控えめになります。
★ティーバッグの淹れ方
リーフティーに比べて味が劣るインスタントというイメージを持たれている方も多いと思いますが、ティーバッグの中身も茶葉であり、いれ方次第で十分においしい紅茶を淹れることができます。
【ストレートティー】
①カップまたはティーポットに熱湯を注いで温めておきます。沸騰した熱湯を先にカップまたはティーポットに注ぎ、ティーバッグをカップの縁から静かに沈めます。ティーポットの場合、人数分のティーバッグ、熱湯を入れてください。
②茶葉の成分が抽出されていくので、ふたをして蒸らします。カップの場合、ソーサーなどを使ってください。
③蒸らし時間(茶葉により異なります)を置いたら、軽く振って静かに引き上げます。
【ロイヤルミルクティー】
①手鍋に人数分の水を入れて沸かし、沸騰したら火を止めてティーバッグを入れます。ティーバッグでロイヤルミルクティーを淹れる場合、濃いめにするために人数分の1.5~2倍使うとちょうどいいです。
②蒸らし時間(茶葉により異なります)を置き、牛乳を加えて中火で温めます(ティーバッグは入れたまま)。牛乳を加えるとコクが出るので、お好みや季節に応じて変えてみてください。
③沸騰直前まで温めます。鍋肌に細かい泡がふつふつと出てきたら火を止めます。
④ティーバッグを引き上げ、別のポットに移す、またはカップに直接注ぎます。
★ティーバッグの淹れ方の注意点
×しっかり蒸らします。振っただけでは色は出ますが味は出ません。
×ティーバッグは1包1杯用です。1つのティーバッグを2個のカップに振りながら淹れても、味や香りのないただの色付きのお湯になります。
×ティーバッグをスプーンの背などで押し出して絞り出すのは控えましょう。エグ味や苦みが強く出てしまいます。
×茶葉は鮮度が大切です。賞味期限にかかわらずお早目にお召し上がりください。高温多湿を避け、移り香にご注意ください。
参考文献:日本紅茶協会「紅茶大事典」