1階の沼地

手入れの届かなくなった廃墟ビルの中ではコンクリートの床が沼のようにドロドロ溶け出していました。 原因は近づき過ぎた太陽。太陽に焼かれた建物は次々と 音もなく形を忘れ去ります。最後に残った太陽から1番遠いこの街の、このビルでさえ、上から順に溶けていき、とうとう最下階の1階の床も溶け出しました。 制作時間 :6時間 使用画材 :0.38mmのボールペン こちらは厚さ5mmのパネルに原画を貼り付けた作品です。 パネルのため軽く、机や棚の上など場所を選ばず飾っていただけます。 裏面にひっつき虫（練り消しのようなもの）を付けていただくと壁に飾ることも可能です。