「凱風快晴」ニャンドゥティの耳飾り

こちらは「葛飾北斎」の「富嶽三十六景 凱風快晴」をテーマに制作しました。 扇の形に編むことでニャンドゥティモチーフを富士山に見立て、 藍色のチェコビーズで青空を表現しています。 制作の際に一番悩んだのは、富士山の色合いです。 たて糸とよこ糸で模様を作る中でいかに版画のグラデーションを表現するか、 何度も試作を繰り返しました。 モチーフ全体を支配するたて糸の色。印象付けるよこ糸の色。 手持ちの糸では足りず、この作品のために色糸を買い足して、やっと色を決めることができました。 原作のような、赤こげ茶～深青緑への色の移ろいを楽しんでいただけたらと思います。 また、色を多く使うための工夫もいたしました。 糸や色を変える際には結び目ができてしまうニャンドゥティですが、 多く色を変えても裏面に影響しないよう、結び目を作らず、 でも強度は保てるよう工夫をして制作しています。 そのため、表裏どちらからでもお楽しみいただけます。 日本の浮世絵と南米パラグアイの伝統工芸ニャンドゥティを掛け合わせた、他にはない耳飾りです。 身に着けているのも忘れるほど軽いニャンドゥティの耳飾り。 浴衣などの和装にもお使いいただけます。 ●金具変更無料です。 オプションよりお選びください。 ○フックピアス 　・ロジウム・チタン・サージカルステンレス・樹脂 ○イヤリング 　・バネ式・板バネ式・ノンホールピアス ●ニャンドゥティとは パラグアイの伝統的なニードルポイントレースで、現地のグアラニー族のことばで「クモの巣(布)」を意味します。 ピンと張った布の上にたて糸を張り、たて糸の間を織るようにして模様を作ります。 最後に糊付けをして、布から切り取ると完成です。 色と模様を組み合わせることによって、虹色レースとも呼ばれています。 ※こちらは、「minne×The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」コラボ作品です。「葛飾北斎」の「富嶽三十六景 凱風快晴」からインスピレーションを得て制作しました。 「The UKIYO-E 2020 ― 日本三大浮世絵コレクション」 会期：7月23日(木・祝)～9月13日(日) 会場：東京都美術館（東京・上野公園） ※会期中展示替えあり。最新情報は展覧会公式サイトで確認ください。