漆塗りブローチ　浮世絵市松模様

漆塗り蒔絵ブローチ 黒呂色漆に錫粉と、貝で市松模様を描いています。 漆塗りの光沢を大切にして、手塗りしました。錫粉の銀色と黒漆の対比がシンプルで力強いデザインです。 貝は、見る角度で色味が変わります。 大きさは直径30㎜、厚さ6㎜(金具を含まず) 木製品なので重さは、約6gでこの大きさにしては、とても軽いです。 薄いニットなどの洋服に付けても、生地が垂れたりして、スタイルを崩すことはありません。 浮世絵の石川豊信の「花下美人」からインスピレーションを得て制作しました。 浮世絵の美人画に描かれている着物の柄に、いつも魅了されていました。 漆も浮世絵も、日本の伝統美として同じ時代を生きて来ました。 そのせいか色味も模様も、とても親和性が高く感じます。 そんな浮世絵を、現代のファッションにマッチするブローチにリデザインしました。 モダンやカジュアルな洋服に似合います。 一つで付けても良いし、もう一つの浮世絵花や、浮世絵鳥と合わせて付けると、さらに「花下美人」の世界観に近づけます。 漆製品は、長い時間をかけて持ち主様が育てていける品物です。 使い込むごとに、微妙な光沢が増して行きます。 手ずれにより、思わぬ所に下地の色味が良い加減に姿を現したりします。 どうぞ時間の過程を楽しんで下さい。