リボンと巻バラのラペルピン　サーモンピンクリボンのハットピン

私は幼い頃に習っていたピアノの先生のお宅でスパイスと木の実で出来たオーストリアのお土産のお花と出会いました。 そこには、ブリオンという波型のの特殊なワイヤーで装飾されたパーツや同じワイヤーで出来たお花が入って、今まで、見たことのない、子供っぽくない何とも言えない愛らしさがあり、大人になっても忘れることは無かったのでした。 これは、プロフィール、ギャラリー欄でも紹介しているクロスターアルバイテンという特殊なワイヤーの技法を使用したもので、私は14年間この技術を学び続けました。 この作品の巻きバラの技法もその一つですが、ペンチで波型のワイヤーをペンチで平らなリボン状にして巻きバラをつくります。 巻きバラは布リボンとも違うしっかりとした感じです。大好きなリボンを付けた洒落た可愛いアクセサリーは出来ないかと試行錯誤して、遂に、完成しました。 本当のオススメはリボンがとっても可愛いのでドールのかんざしの様に使って髪飾りにすることです。ドールのお顔が一層華やぎます。 バランス的には頭のサイズ10インチのブライスやSDに合うと思います。 勿論、里親様もご一緒にアクセサリーとして、いかがでしょうか。 中心に10㎜の存在感のあるドイツ製白色天然石ビーズを使い、シルバー色の波型ブリオンのワイヤーをペンチで平らなリボン状にしたパーツを、中心ビーズに巻き付けてバラを作ります。巻きバラの下には薄くて柔らかいサーモンピンク色の10㎜幅シフォンリボンを添えました。 巻きバラとビーズを一つにまとめ、リボンを縫い留めて直径15㎜の金具の中に納め金具表面はサテン布でカバーしてから裏側の金具爪４点でしっかりと止めました。巻きバラとビーズは少量のボンドで止めてパーツの崩れ防止をしました。 リボンは、ほつれ止めを塗りました。 硬質なワイヤーの巻きバラにサーモンピンクの柔らかいリボンが、優しさと軽やさを表現しています。 非常に繊細な作品に見えますが、落下やワイヤーの指先の折り曲げ等に注意して頂ければ、身につけた後でコート等に羽織っても変形することはないです。 材料　　シルバー色波ブリオン等のワイヤー、天然石ビーズ、シフォンリボン、真鍮金具ピン、布、糸、ボンド