中学校・高等学校国語科「読解方略」習得ワーク&指導アイディア

「読み深めカード」で明示した42種の読解方略を解説し、その読解方略を定番教材でどのように活用するかを提示する書籍です。 1章では読解方略の活用の意義を説明します。 2章では42種の読解方略を一つ一つ、教科書教材を例に説明します。また、私のオリジナルの文章を使った、読解方略習得ワークも提示します。2章のはじめのページにはワークのプリントをダウンロードできるQRコードも添付しました。このプリントは授業でそのまま使えます。 3章では中学の定番教材を使って、読解方略を活用した具体的な授業アイディアを提示します。生徒に何を問いかけ、どの部分でどの読解方略を活用するのかを説明してございます。また評価基準も載せてございます。3章で扱っている教材は宮沢賢治の「オツベルと象」、ヘルマン=ヘッセの「少年の日の思い出」、「竹取物語-蓬莱の玉の枝」、夏目漱石の「坊ちゃん」、太宰治の「走れメロス」、「平家物語-敦盛の最期」、井上ひさしの「握手」、魯迅の「故郷」、芭蕉の「おくのほそ道」に加え、坂本龍一の説明文などです。 4章では高校の定番教材を使った授業アイディアを提示します。扱う教材は山崎正和の「水の東西」、丸山眞男の「「てある」ことと「する」こと」、芥川龍之介の「羅生門」、中島敦の「山月記」、森鷗外の「舞姫」、夏目漱石の「こころ」です。