白と黒の釉薬で雪でできた三日月を浮かべ、背景には静かに雪の華が降り注ぐ山をあしらったデザインの大皿です。大胆に掛けた白釉は氷菓子のようで、高台の土見せには緋色が出て見所となっています。
いわゆる雪月花は、8世紀唐代中期中国の詩人、白居易(はくきょい)の詩における自然の美しい景物をさし、また、茶の湯においては、雪、月、花の札を引いて、雪が当たった人が菓子を食べ、月の人が茶を飲み、花の人が点前を行う七事式の一つをいいます。七時式とは、裏千家の茶道修練法です。どちらも、あやかりたい美的世界です。
白と黒の釉薬で雪でできた三日月を浮かべ、背景には静かに雪の華が降り注ぐ山をあしらったデザインの大皿です。大胆に掛けた白釉は氷菓子のようで、高台の土見せには緋色が出て見所となっています。
いわゆる雪月花は、8世紀唐代中期中国の詩人、白居易(はくきょい)の詩における自然の美しい景物をさし、また、茶の湯においては、雪、月、花の札を引いて、雪が当たった人が菓子を食べ、月の人が茶を飲み、花の人が点前を行う七事式の一つをいいます。七時式とは、裏千家の茶道修練法です。どちらも、あやかりたい美的世界です。