ピンクのラウンドピアス　ピアス023

minne×「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」より、マリー・ローランサンのポール・ギョーム夫人の肖像よりインスピレーションを受け、作成いたしました。 マリー・ローランサンは初期はピカソなどと知り合い、キュビズムに影響を受けたそうですが、戦後はギョーム夫人の肖像のようなパステルカラーの簡潔で華やか、夢見る少女像という作風を確立したそうです。 モデルとなっているギョーム夫人という人は当時の社交界においてその美貌で知性で若くして一目置かれる人物だったそうです。ですが、どうやらいい噂ばかりというわけでもなく、黒い噂もちらほらあるような人物のようなのです。 これは私の憶測ですが、ただ美しくて知性があるというのではなく、どこかミステリアスというか小悪魔的な魅力が彼女にはあったのではないかと思うのです。 そうした情報を得て改めてポール・ギョーム夫人の肖像の見たときにマリー・ローランサンは夫人の表の顔を独自の作風で描いたのだからそれに倣おうと思い、ピンクのシンプルなキラキラとしたゆめかわいい風合いにしあげました。 裏面にはギョーム夫人の別の一面を再現したく、ライトグレーの花びらを扇形に配しました。 恐らく他者には気づかれない、身に着けている本人だけが知っている、シンプルなように見えて実はそうではない小悪魔的なイメージを再現しました。