グレインサックについて

グレインサックとは今から約１００年ほど前、ヨーロッパで穀物を市場へ出荷するために使われていた麻袋です。 主に家庭で手織りされ市場に出荷する際他の麻袋と区別するため家庭によってラインの本数、色を赤、紺などと変えていたともいわれています。 イニシャルの入っている物もあります。 ざっくりとした麻の風合い、グレーがかったアンティーク生地の魅力があります。 脇には補強のため手縫いで縫われた後があります。手仕事の丁寧さが伺えます。 しっかりとした麻の太い繊維、家庭で丁寧に手織りされたグレインサック。 麻の強度は天然繊維の中で一番と言われています。 物によりますが多分６号帆布以上の厚手の質感だと思います。 私は主にヨーロッパから空輸便で取り寄せています。 古くから暮らしの中で愛されてきた麻袋。 そこには使っていた人の想い、背景があります。 長い間愛されてきたグレインサックには理由があります。 グレインサック一枚から作られる作品は数に限りがあります。 そんな希少性、特別感が日常に彩りを与えてくれると思います。 今はもう使われる事も少なくなったグレインサック達。それでもいいと思える物はリメイクして残していきたい。 きっと使い込む程手に馴染み愛着がわいてくるはず。 これから皆様の思いを重ねていってください。