意味解読の続報24 人の認識は現在から遡って過去を創造します。過去の痕跡(遺物)から歴史という物語を組み立てるので、歴史的事実はその都度の現在の反省視点の掘り起こし方次第で変わってきます。普遍的なものとは繰り返しそうした遡及的追求を受けている対象(事象)です。時代時代の主流のあるいは流行の解読格子(コード)に沿って作られているだけのものは、その時代の人々にわかりやすい意味として受け入れられやすい反面、その場その場で消費されるだけなので、後の時代からはあまり振り返られなくなります。繰り返し後世から興味を抱かれる普遍的な対象とは、なかなか消費(解読)し尽くせない何かなわけで、つまりは謎めいた魅惑的なXです。人の目を惹きつけて止まない汲めども尽きない輝きを持った何かであり、要するに真の欲望の対象になるわけです。その秘密は単純な解読格子の読解に還元されてしまわない多次元的な重層性や複合性なのでしょうか。次元の少ない単調なものはすぐに退屈と言われて飽きられるのも早いわけです。普遍的なものは解読格子の与える意味に簡単には従属しないような謎めいた何かで、いくつもの時代の解読格子が重なり交わる交点(交差点)のようになっていきます。
定形は文明を不定形は自然を象徴しています。
つまるところ自然とは、文明に抵抗してくるところのものであり、文明とは自然をコントロールすることですが、自然とはそれがままならず、それどころか文明を崩壊させてしまうものです。これまでほとんどの文明が、環境破壊の末に自然からのしっぺ返しを受けて滅んできました。人間における失敗とは、人為に対する想定外の自然の反作用のことです。
人間が発明した神という概念は、自然の中の空白(0の発明)のことであり、自然の因果連鎖を超えた非存在の無のことです。よって人間の目指すものは、自然の摂理を超えた霊魂の不滅(宗教)や、現世においては不老不死の欲望(科学)、以外にないことになります。
もし、この空白を信じるのをやめ、そこに託した希望や夢を断念してしまうと、人生の意味(物語)そのものが失われてしまうことになります。こうして人間の宿題は、未踏の空白とそこにふさわしい聖像を探す不可能な旅となります。
綿布にアクリル絵の具で描いた絵で、サイズは綿布が95×135㎝ほどです。綿布の生成り地の余白部分も作品のうちです。シリーズで50点ほどあります。
意味解読の続報24 人の認識は現在から遡って過去を創造します。過去の痕跡(遺物)から歴史という物語を組み立てるので、歴史的事実はその都度の現在の反省視点の掘り起こし方次第で変わってきます。普遍的なものとは繰り返しそうした遡及的追求を受けている対象(事象)です。時代時代の主流のあるいは流行の解読格子(コード)に沿って作られているだけのものは、その時代の人々にわかりやすい意味として受け入れられやすい反面、その場その場で消費されるだけなので、後の時代からはあまり振り返られなくなります。繰り返し後世から興味を抱かれる普遍的な対象とは、なかなか消費(解読)し尽くせない何かなわけで、つまりは謎めいた魅惑的なXです。人の目を惹きつけて止まない汲めども尽きない輝きを持った何かであり、要するに真の欲望の対象になるわけです。その秘密は単純な解読格子の読解に還元されてしまわない多次元的な重層性や複合性なのでしょうか。次元の少ない単調なものはすぐに退屈と言われて飽きられるのも早いわけです。普遍的なものは解読格子の与える意味に簡単には従属しないような謎めいた何かで、いくつもの時代の解読格子が重なり交わる交点(交差点)のようになっていきます。
定形は文明を不定形は自然を象徴しています。
つまるところ自然とは、文明に抵抗してくるところのものであり、文明とは自然をコントロールすることですが、自然とはそれがままならず、それどころか文明を崩壊させてしまうものです。これまでほとんどの文明が、環境破壊の末に自然からのしっぺ返しを受けて滅んできました。人間における失敗とは、人為に対する想定外の自然の反作用のことです。
人間が発明した神という概念は、自然の中の空白(0の発明)のことであり、自然の因果連鎖を超えた非存在の無のことです。よって人間の目指すものは、自然の摂理を超えた霊魂の不滅(宗教)や、現世においては不老不死の欲望(科学)、以外にないことになります。
もし、この空白を信じるのをやめ、そこに託した希望や夢を断念してしまうと、人生の意味(物語)そのものが失われてしまうことになります。こうして人間の宿題は、未踏の空白とそこにふさわしい聖像を探す不可能な旅となります。
綿布にアクリル絵の具で描いた絵で、サイズは綿布が95×135㎝ほどです。綿布の生成り地の余白部分も作品のうちです。シリーズで50点ほどあります。