桑の木の一木彫りコーヒーカップ（2）

蚕で有名な桑の木です。余談ですが、桑の木の葉っぱっていろんな形をした異形葉って知っていますか。作者はそれを見たときにびっくりしました。 　さて、本論。この木から持ち手の部分も含めて一木で彫りだしてコーヒーカップに仕上げました。内側はろくろで挽き、外側は手彫りで鑿の彫り跡を残しながら磨いて仕上げました。もちろん、持ち手の部分も一木で彫りだしています。無色のウレタン仕上げですから、素材そのままの木目、木肌を楽しんでください。この材は作者の好きな材で、長く使っている間に何とも言えない飴色になってくることでも有名で、作者のカップも2年で飴色になっています。使えば使うほど風合い、味わいが出てきます。陶器やガラスよりも保温性、保冷性が高いのでコーヒーはもとより、ビールも冷たく、泡立ちも細かいと評判をいただいています。落としても割れにくいので、卓上だけでなくアウトドアにも連れて行ってください。リュックに括り付けてタウン歩きにも似合います。直径約9㎝、高さ７㎝、重さ114g。容量約180。軽いです。底には作者の銘、〇に宮の焼き印があります。