弍式改 いち枚革の二つ折り財布

私の知る限り、〈世界初》。「ミンネのクリスマス2015」 二つ折り財布を一枚革で作成した品。カード約二十枚、新券十枚が入る容量。札入れ側にもカードを入れる事ができるように、カードのズレ防止策が有ります。5枚目の画像は私が愛用中の品でカード２５枚、札6枚、レシート10枚入った状態です。普通の財布なら火の入ったハマグリの様に開く事でしょう。カードの大きさから財布の大きさがイメージできるでしょ。 特殊構造により従来の品では不可能であった平面にする事が出来ます〔画像1枚目〕 これにより、バックの中に長財布の状態で収納出来、折り曲げたくないチケットを入れる事が出来ます。 オプションで長財布として使用する時のアダプターを設計中です。 特長的な構造のパラレルジョイント〔画像2枚目〕により、カード8枚、新券5枚位から最大容量まで財布の形態を保持できます。使用しない時は添付のカード、札ダミーを入れて保存して下さい。 従来型の財布は内容量の設定がされておらず、内容物により材質が伸び、変形することで使用出来る様になっています。よって使用開始から全ての部分の劣化が始まります。特に二つ折り目の外則部分の皺は実に醜いものです。 そこでこの品は、容量変化に対応する二つの特殊構造〔パラレルジョイント〕により従来型の欠点を全て改善した品です。 １ミリ厚の牛ヌメ革を、オリジナル蜜蝋処理して、接着、縫製、固定用のボタン等、金属やプラスティックを取り付けない構造で作製。 組み込み工法を使用。 中仕切り板、画像3〜4枚目に示したカード取り出し用ストラップ、カードホルダーまで全て一枚革で出来ています。 弍式という接着工法で造った品の欠点を改良し、更に部品点数9個から1個に設計変更した品です。接着してから蜜蝋含浸処理をするため、その熱による接着剤の劣化、蜜蝋が銀面から床面まで入る事で部品が剥がれやすい欠点。数年前、弍式を御購入頂いた方は、剥がれた部分を両面テープで補修されて使用されておられます。誠に嬉しい事です。 弍式が銀座、横浜、弍式改が軽井沢、京都、養父市で一個づつ愛され、時を入れて頂いてます。軽井沢のオーナー様からは実にコンパクトで良いとご好評を頂いております。