ハンドメイドマーケット minne(ミンネ)
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厚さ0.1mmの檜の鉋屑から作る酒器  年輪廻 ねんりんね

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※ 販売をお休みさせていただいております。
前作である "スタイリッシュな檜の酒器"、その材料を供給して頂いている製材所さんから加工の際に出る檜の鉋屑 (※読み方は "かんなくず" ですが、これ以降は "カナバ" という名称で表記) の有効活用を模索しているというお話を伺い、試行錯誤の末にこの酒器制作に至りました。https://www.youtube.com/watch?v=Z8RtVfqUIUc 制作の動画映像にあるように、テープ状に巻き上げたカナバを手で押しながらスライドさせることで平面から立体に変形させることができることを偶然に発見し、当時酒器のラインナップとして前出のフルートグラスしかなかったことから、新たなラインナップとして猪口や平盃を作りました。 この制作手法を調べてみると古来からある "巻胎 (けんたい)" 技法ということが判明し、正倉院の宝物で有名なペルシャ風水差し "漆胡瓶 (しっこへい)" の制作にも用いられています。上記映像の猪口は、厚さ0.1mm・長さ約35mのカナバから形成され、幾重にもなるカナバの層を見て頂けるように拭き漆で仕上げています。 出典:宮内庁ホームページ 漆胡瓶 (https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000010145&index=0) 使い道がなく処分される運命にあったカナバにスポットを当て、織りなされたカナバの層が「年輪」に見え再び木として魂を宿す姿、巻胎技法でカナバから「輪廻」転生し酒器へと生まれ変わる姿、「廻文」のようにどちらから読んでも同じということで『年輪廻 (ねんりんね)』 と命名しました。 この酒器の特徴は、お酒を注ぎ入れると表情がぱっと明るくなり、命の水を与えられた草木のように酒器の鼓動を感じることができます。
前作である "スタイリッシュな檜の酒器"、その材料を供給して頂いている製材所さんから加工の際に出る檜の鉋屑 (※読み方は "かんなくず" ですが、これ以降は "カナバ" という名称で表記) の有効活用を模索しているというお話を伺い、試行錯誤の末にこの酒器制作に至りました。
制作の動画映像にあるように、テープ状に巻き上げたカナバを手で押しながらスライドさせることで平面から立体に変形させることができることを偶然に発見し、当時酒器のラインナップとして前出のフルートグラスしかなかったことから、新たなラインナップとして猪口や平盃を作りました。 この制作手法を調べてみると古来からある "巻胎 (けんたい)" 技法ということが判明し、正倉院の宝物で有名なペルシャ風水差し "漆胡瓶 (しっこへい)" の制作にも用いられています。上記映像の猪口は、厚さ0.1mm・長さ約35mのカナバから形成され、幾重にもなるカナバの層を見て頂けるように拭き漆で仕上げています。 出典:宮内庁ホームページ 漆胡瓶 (https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000010145&index=0 使い道がなく処分される運命にあったカナバにスポットを当て、織りなされたカナバの層が「年輪」に見え再び木として魂を宿す姿、巻胎技法でカナバから「輪廻」転生し酒器へと生まれ変わる姿、「廻文」のようにどちらから読んでも同じということで『年輪廻 (ねんりんね)』 と命名しました。 この酒器の特徴は、お酒を注ぎ入れると表情がぱっと明るくなり、命の水を与えられた草木のように酒器の鼓動を感じることができます。