オニグルミ材まな板

民話の里、遠野地方の鬼クルミ材でまな板を作りました。 鬼クルミは軽くて割れにくく衝撃に強いので家具や銃床・ラケットなど 人の暮らしに活用されてきましたが、近年は希少化を心配されています。 貴重な鬼クルミの野趣を味わっていただきたくて、樹皮部分を残し、 耐水性を高め、永くお使いいただけるよう、丹念に蜜蝋を塗りこんでいます。 卓上に張り付き困ることがないように、両端の一部に数ミリのくぼんだ指がかりを 作っています。 明るい褐色、灰青色など、縞状の文様を通して鬼クルミの生育した過程をお楽しみください。 まな板としてはもちろん、庭の葉を一枚敷いてお料理を載せれば 日常のお惣菜さえ、絵のように美しい食卓に。