薔薇のランプ

【作品の特色】 多層被せガラスを使用した、サンドブラスト（高圧の砂を吹き付けて模様をつける技法）のランプです。 大きく真っ赤な薔薇と、小さなカスミソウの花で優美さを表現しました。 薔薇の花びらは削る深さを調整し、ふっくらとした立体感を出しています。 カスミソウは薔薇を引き立てるため、薄っすらと色づく程度の色合いにしました。 数か月を掛けてつくりあげた渾身の作品です。 灯りの抑えたところでお使いいただくと、より一層深みのある灯りをお楽しみいただけると思います。 【素材・加工・仕上げ】 *「多層被せ」というのは、ベースとなるガラスに色ガラスを幾層もコーティングした特殊なガラスです。 今回使用したガラスはベースの色がアンバー（琥珀色）で、その外側に緑色のガラスが。その外側に赤色のガラスが被せてあります。 *高圧の砂を吹き付けて、削る深さを変えることで模様を表現していきます。 浅く削ると赤色に。削りを進めていくと緑色が出てきます。そして更に深く削り進めていくと、ベースとなるガラスの色、アンバーが出てきます。 *手磨きをして仕上げています。 【素材の特徴】 ランプの下部には4か所丸い小さな穴が開いています。 これは電球の熱を溜め込まないようにとのことです。（ガラス屋さんによる） 灯りを入れるとその穴からこぼれる灯りがアクセントにもなっています。