茶杓の銘
9月の銘
1)秋風(あきかぜ):秋に吹く涼しい風のこと。秋の季語
秋空(あきぞら):秋の高く澄み切った空のこと
秋の夜(あきのよ):秋の空気の澄んだ夜のこと。特に秋の夜が長いことをさします
2)有明(ありあけ):月がまだ空にあって、夜が明けてくる頃のこと。また、朝の空に月が淡くかかっている状態
「残月」とも
3)十六夜(いざよい):旧暦で毎月16日の夜とその日の月をいうが、特に中秋の名月の翌日をいう
4)浦の苫屋(うらのとまや):海辺にある、「苫」(=茅などの粗末な材料で編んだ材のこと)で屋根を葺いた、 漁師の粗末な家のこと
5)雁が音(かりがね):「雁」は、秋にやってくるガン・カリのこと。その鳴き声を「雁が音」といいます
秋になり最初に渡ってくる雁を「初雁」、列になって飛来する姿を「雁行」「雁の棹」と いいます
6)雁鳴く(かりなく):雁が鳴くこと
7)閑居(かんきょ):世俗を離れ、静寂枯淡な暮らしをすること
8)砧(きぬた):洗い終えた麻や楮などの昔の衣類を、打って柔らかくするための木槌を砧といいます「砧打つ」 も秋の季語
9)玉兎(ぎょくと):月の異称。月の中にウサギが住んでいるという中国の説話から
10)吟風(ぎんぷう):風に吹かれながら詩歌を吟じること
11)小男鹿(さおしか)角に枝がない小形の牡の鹿のこと
12)残月(ざんげつ):月がまだ空にあって、夜が明けてくる頃のこと。また、朝の空に月が淡くかかっている状態。「有明」とも
13)柴の庵(しばのいおり):柴で屋根を葺いたような粗末な住まいのこと。また、戸のことを「柴の戸」という
14)秋声(しゅうせい):秋の気がこもった風雨の音や虫の音色、葉ずれの音などのこと。「秋の声」とも
15)白菊(しらぎく):白い花を咲かせる菊のこと。また、その花のこと
16)白露(しらつゆ):秋の晴れた朝に、草木の上などに見られる水滴
17)聴松(ちょうしょう):「閑座聴松風」という禅語があり、それにちなんだ言葉です。「松風」は松を鳴らす風の音、また、その音に似た釜が鳴る音のこと
心静かに松風を聞くことをいいます
18)月影(つきかげ):月の姿。また、月の光のこと
19)月の雫(つきのしずく):月の異称。朝に生じることから呼ばれる
20)露衣(つゆころも):露の多い草の間を分け歩くのに切る衣服のこと
21)野菊(のぎく):野生の菊のこと。秋の季語
22)野分(のわけ・のわき):秋の野の草花を倒すかのように吹く強い風のこと。風が去った後の様子を「野分跡」といいます
23)初雁(はつかり):秋になり最初に渡ってくる雁のこと
24)笛の音(ふえのね):笛を吹く音のこと。また、笛のような音で鳴る強い北風のこと
25)藤袴(ふじばかま):キク科の多年草。秋の七草の一つ。8月、9月ごろに花をつけます
26)籬の菊(まがきのきく):竹や柴で粗く編んだ垣根や囲いの中に、無造作に咲き乱れている菊のこと
27)松虫(まつむし):コオロギの一種。夜になると「チンチロリン」と鳴きます
秋の季語
1)待宵(まつよい):「宵」は、日が入って間もない頃のこと
翌日の十五夜の月を待つ宵という意味で、陰暦8月14日の夜のこと。秋の季語また、来るはずの人を待つ宵のこと
2)山里(やまざと):山間の村落のこと。また、山村にある別荘のこと
3)弓張月(ゆみはりつき):下弦の月・上弦の月のこと
3)宵闇(よいやみ):月の出が遅くなる旧暦16日頃から20日頃までの宵の薄暗さのこと
特に、中秋の名月を過ぎてからの宵の暗さを指します。秋の季語です