唐津焼で片口茶碗を作られ始めたのが 17世紀ごろといわれ、現来はいろんな焼き物で見ます。
「何時も口を上座になすべし。
手前の時、口を我右の方にしてさばく。こぼしに水をうつす時も、口よりこぼすべし。
茶巾にてふくには、先口を下よりあしらい、さて口の右のきはに茶巾を打かけてまはし、口の左の方にてふきをさめ、この時、口を我左にして前にをき、茶入てさて立るとき、口の下に左の手をそへ、右の方へ少傾けてふり立べし。
左なければ、口より茶あまりて、あやまちすることあり。
客前へ出すに、口は客の右にして出す。客は左手にのせ、右手を口の下にそとそへてのむなり。」(南方録より)
訳)茶碗を持って点前座に入るときは、口を上座(お客様の側)にむける。
茶巾出拭くときは、口の右側に茶巾をかけ、口の左側にむかって拭く。
拭いた後、口を左になるように(元は右をむいているので)置き、
茶を点てるとき、少し右に傾ける。茶を点てるとき、口からこぼれることがあるため。
客に出すときは、口が客の右側にくるように置く。客は左手にのせ、右手を口の下に添えて飲む。
とあります。