こんにちは^^ 布工房CITTAです。
今日はCITTA定番商品となっているマスクについて、
その見えないところのお話です★
(といってもそんなに大そうな話ではありません)
両サイドのゴム通し部分の、布端処理についてです。
ここは表と裏の布を合わせてからくるくるっと折り返して縫っているのですが、
CITTAではその際の布端には必ずジグザグミシンをかけています。
完成したら見えなくなるところですし、
マスクづくりの本やサイトなどでは布端処理をしないものもあります。
でもCITTAでお作りしているマスクのほとんどはダブルガーゼ。
そしてガーゼってほかの生地に比べて布端の糸のほつれが激しい…
もしジグザグミシンをかけなければ、
マスクを使うたび、洗うたびにゴム通し口からほつれた糸が出てきちゃって、
なんだかそれは使用感があまりよくないんじゃないか、とCITTAは考えるのです。
だって頬や耳の周りに糸がくっついたら気になるし(チクチクかゆいかも?)
洗濯のたびに細かい糸が出てくるなんて勘弁してほしい。
毎日何枚も何枚もマスクを作っていて、
見えなくなるところに毎度ジグザグミシンをかけるのは、
たまーにちょっとめんどうくさいなあと思うことがあります。
だけどこの工程をとばして次に進めることはしない。ぜったいに。
それは小さな細かいことだけれど、作り手としてのCITTAのこだわりです。
細部をおろそかにして完成度を上げることはできないと思うから。
もちろんCITTAのマスクを選んで、使ってくださる皆さまのためにでもあります!
それは大前提です!心地よくお使いいただきたいのです!
まあ布端にジグザグミシンをかけるというだけの話なんですけどね。
ミシンするならそんなの当然だよって思う方もたくさんいらっしゃると思います。
だから、エッヘンどうだ!と威張るつもりはありません。
ただ、自分の手仕事に対する小さな誠意みたいなものを、
このレターに綴ってみたかったのです。
布工房CITTAはこれからも、奢ることなくたくましく精進を続けてまいります。
どうぞ皆さま温かいお気持ちで見守っていただけますように…
布工房CITTA*わたなべよしみ