デンドリティックアゲート物語

デンドリティックアゲート物語

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結婚を機に愛知から東京へ出てきた私。石大好きな私は初めてミネラルショー(鉱物の展示販売イベント)なるものの存在を知り、参加しました。そこで出会ったのが直径30cmほどはある巨大なデンドリティックアゲート。 まるで森を描いた絵画のような模様。これ石なの!?私は度肝を抜かれました。お値段を見ると30万円ほど。またまた度肝を抜かれました。 とても買えた値段ではないので、お店の人に声をかける気にもなれずその場を後にしました。 しかしその後もずっとその不思議な石のことは頭に残り続けました。きれいだったなあ…そういえば名前なんて言うんだろう。 名前もわからない憧れの君。 諦めきれない私はネットで探しまわりました。しかし名前すらわからない石を探すことは容易ではなく。2回目のミネラルショーでも見つけられず。 今度は石屋さんを探します。何件も探して、ようやくお店に展示されたものを発見しました。札をみると「デンドリティックアゲート」の文字。 やっとまた会えましたね…と感傷に浸りながらも値札を見ると10万円越え。泣く泣く別れを告げ、でも名前だけは全力で頭にインプットしてお店を去りました。 3回目のミネラルショー、狙うはデンドリティックアゲートです。探して探してようやく手の出るお値段のものに出会えました。 5cmほどの森のような模様の石と、2cmに満たないくらいの小さな花のような模様の白がきれいな石。 数年がかりの恋がようやく実った瞬間でした。 この2石と、最近1石またコレクションに加わりました。時々出しては眺めて大事にしています。 皆様もどうぞ、石や作品とのよい出会いを。 もし、そのお手伝いができれば嬉しく思います。

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