Kākoʻo開発秘話 その1:アイデア

Kākoʻo開発秘話 その1:アイデア

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こちらはBASE本店のブログに書いたものの転載です。 -------------------------------- 先日、着脱式ストラップホルダーKākoʻoを発売できました。 これから何回かに分けて、開発秘話をお届けしようと思います。商品ページを見ただけでは「何だこれは…」とか「また得体の知れないものを」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。Kākoʻoの開発にかけた思いと試行錯誤の過程をお話しすることで、どんな製品なのかご理解いただければと思います。 そもそもこの製品のアイデアは、良くも悪くも物を大事にしたい私の性格から来ています。本はできる限り開き痕をつけたくない、趣味で買ったカワイイ文房具もよほどのことがない限り使わない、ましてや安くても1~2万円超えのウクレレに、ドリル穴などあけられるわけがありません。なので、穴をあけずに肩掛け式ストラップを使える方法はないかと、ずっと考えていました。 この形に到達するまでに、いろいろなアイデアが生まれては消えていきました。ボディの底部にはかせる、いわばパンツ的なものとか、サウンドホールに数ヵ所ひっかけて固定するものとか、クランプでボディを挟むようなものとか。しかし、そのどれもスマートでなく、ウクレレの可愛らしいフォルムを邪魔するものにしか思えませんでした。 一時期、吸盤で取り付けるストラップホルダーが出ていたことは私も知っています。が、実を言うと、私は吸盤自体をあまり信用していません。(お風呂用品やキッチン用品によくある固定グッズに何度がっかりしたことか…w)もっと小さくて目立たない、スマートにつけられるものはないか。 ウクレレに傷をつけることなく、つけたり外したりできないか。そう考え続けて数年。 カー用品店で、ある商品に目が留まりました。車のダッシュボードにスマホなどを保定するためのシートです。接着でも粘着でもなく吸着するので対象物に傷も汚れもつかず、水洗いすれば何回でも吸着力が復活する、吸着性ゲル素材との出会いでした。これなら着脱式にできるかもしれない。そう思ったところから、開発の旅が始まりました。 (続く)

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ハワイ好き・ウクレレ好き

aion's annex @minne
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