「作れなくなりました」という現実
タイトルの通り、当社の自社製品の原型でもある「カードミラー」の生産を終了しました。
……というより、正確には「作れなくなった」のです。
機械の故障がもたらした突然の“終わり”
原因は、機械の故障です。
カードミラーの製造に使っていた「スパッタリング装置」が動かなくなってしまったのです。
この装置はかなりマイナーな機械で、修理にはとにかく時間と費用がかかる。
零細企業にとっては、まさに大打撃です。
カードミラーについては現在の在庫をもって終了といたします。
もともとスパッタリングの仕事はなかなか大変で、
労力と費用が重なり、かといって大きな仕事もくるわけではなく…
「修理しても、いつ元が取れるのか?」
そう考えたときに、ひとつの答えが見えてしまいました。
手放すという決断
それは、「手放す」という選択です。
この機械を導入したのは7年前。
私がまだ大学生だったころ、父が購入し、手探りで試作を重ねていたのを今でも覚えています。
売れずに苦労した時期もありましたが、
ようやく「足利観光土産」として形になってきた矢先のこと。
「やっとここまできたのに」と思う反面、これもひとつの“区切り”なのかもしれません。
ものづくりの“寄り道”が教えてくれたこと
私たちの会社は、もともとプラスチック成型業。
カードミラーのような特殊な二次加工は、ある意味で“寄り道”だったのかもしれません。
「最初からインクジェット機器を入れていれば…」
なんて思うこともありますが、この7年間の挑戦が、たしかに今のP+をつくってくれたのだと思います。
次に、何をつくろう
カードミラーがなくなることで、会社の代表商品はひとつ姿を消します。
でも、射出成型という土台はまだここにあります。
「じゃあ、次は?」
終わりの日が、新しい始まりになるまで
ものづくりって、終わりがあるからこそ、また次をつくりたくなるのかもしれません。
カードミラーを作れなくなった日。
それは、きっと「何かが始まる前の日」でもあると信じています。
minneではカード型として「カードミラー」をオプション選択できる商品があります。
ぜひこの機会に「ミラータイプ」をご選択くださいね☺
https://minne.com/items/28319863