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Zoo Keeperの作品の中で、1番お客様の手に取って頂いておりますAnimal Wood Brooch❗️(動物モチーフの木のブローチ)
この作品の誕生のお話になります。
飼育員として働いていた頃、動物のお世話だけをしていた訳ではありません。動物説明の看板やイラスト、小屋や餌箱、動物を退屈させない様な遊具など、木材や竹、プラスチックから金属まで色んな素材を用いて自ら作成をしておりました。元々自然の物が好きだったのですが、この
経験から木材の加工にどっぷりハマりました。
そこから時を経て、作家として活動を開始するのですが、始めた当初は羊毛フェルトを用いてブローチを作成していました。造形していく過程が楽しくて始めたのですが、同じように木材でも何かブローチやキーホルダーを作成できないかなぁとふと思ったのがきっかけでした。
どんなブローチを作るか、そして、何の木を使うか、何で加工するか、何で着色するか、何で表面を保護するかを一つ一つ最良の物、方法を考え、試してみました。ここで飼育員の経験が生きました❗️色んな木材を触り、色んな電動工具を使い、色んな着色剤で塗ってきたので、これだ!というベストな物を選択できました。
物や方法が決まるとあっと言う間に試作が完成しました。後は何で表面をコーティングするか。その頃「レジン」という言葉を初めて耳にし、(流行にはかなり遅れていたと思います。笑)100均にも置いてあり、手軽に試せることから、コーティングをレジンで行う事にしました。そしてこのレジンでのコーティングが1番頭を悩まされた工程でした💦気泡や埃の混入、レジンのはみ出し、表面のベトつきなど(笑)100均レジンの質もあったでしょうが、そもそもその頃はUVランプすら持ってなく、本気で太陽光のみで硬化させようとしていました(笑)事前の下調べくらいしなさいって話ですが(笑)思い立ったらすぐにやってしまうのが私の良い所でも悪い所でもあります(笑)
レジンの質を上げて、エンボスヒーターで気泡を駆逐し、UVランプで埃が入る前に硬化させる。情報と道具を揃えてしっかりとした作品に仕上げる事ができました。(それでも山程失敗しています。笑)
そしていよいよ出品!おそらく自分の作品の中で最速で購入して頂けた作品でした。なにより、お褒めの言葉を頂戴し、どこか自分が作り出すものに自信がなかった気持ちがお客様のレビューで吹っ飛んだ瞬間でした‼️
そこから更なる改善を加えて、今のAnimal Wood Broochとなっております。
お陰様でオーダーも多く頂く事ができております。まだまだ私自身発展途上ではございますが、常に進化してまいります。