透明骨格標本を作る人
透明骨格標本を作っています。
◈透明骨格標本とは・・・
生物の骨を成分ごとに染め分け、肉を透明化することで、その骨格の観察を可能にした標本
◈「そ」の理念
透明骨格標本は標本という既に死んでしまっている生物から生み出されるものです。
しかし、かつて生きていたものであるからには、標本を作るにあたってリスペクトが必要になると思います。
「そ」は常に標本に対する畏敬の念を忘れず、そして生物の隠れた本性(ここでは骨格)を「引き出す」という意識で作っております。
便宜上「作る」とは言いますが、何かを創造しているのではなく、「引き出す」「引き立てる」というような心で取り組んでいます。ですので、私が標本として世に送り出すものは「作品」ではありません。「標本」であり、「かつて生きていたもの」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
長くなりましたが、このような「そ」の理念をご理解頂けますと幸いです。
透明標本を作っております。
生命への畏敬の念を忘れることなく、真摯に向き合うことを標本作りの理念としております。
死してなお美しい生物の姿、歴史と自然の中で生み出された生物の造形美、そしてそこから生じる「生物」という存在の面白さを作品とともにお届けできればと思います。
[全 11作品]
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