私と消しゴムはんこの付き合いは長い。
10年以上前、消しゴムはんこにハマって作ってる、と言っていたのは、当時画材店で一緒に働いていた同僚だった。聞いたときはさほどの興味はなかったものの、楽しいよ!という話は、頭の片隅に残っていた。
しばらくして、店でヒノデワシさんの「はんけしくん」を扱うようになり、私も、どれどれ、と彫り始めたところ、面白すぎて驚愕した。カッター1本で彫れるスタンプ。柔らかく、気持ちよくポロポロと凹凸を作っていく版面。また、自分の描いたものをペタペタと押していくのはなんと楽しいことか…
いつしか、プレゼント用の包装紙やメッセージカードを作ったり、手紙や封筒に絵を描くように押したりするのが当たり前になっていた。
楽しかった日も、そうではなかった日も。
私と、大切な人たちの日常を、スタンプが彩ってくれる。
今のように、作品を作り、誰かの手に取ってもらえる日がくるとは想像出来なかったけれど、私の作るものが、誰かのある日を楽しく彩ってくれたら、これほど嬉しいことはないと思って、今日も作っています。