いきものを描くときに意識していること。

いきものを描くときに意識していること。

公開
わたしは子どもの頃、セキセイインコやハムスターなどちいさないきものを飼育していました。 飼っているその子たちをスケッチするのが好きで、友人達と外で遊んでいる時でも 「…あ!描きたい!」 と思うと、ひとりで家に帰り、インコを眺めながら絵を描いたりしていました。 わたしがいきものを見る時に注目しているところは、 骨格や筋肉 体重のかかり方 それによる身体のラインの美しさ・可愛らしさ 感情が身体の動きに出ているところ だと思います。 絵本のいきものの絵では、ピーターラビットなどデッサンが秀逸なものが好きでした。 (他にもたくさん絵本で好きな絵はあるけど、いきもののデッサンの愛しさでいうと、ピーターラビットはたいへんに素晴らしいと感じています。) わたしがいきものを描く時はデフォルメされた形が多いのですが、 デフォルメされていても、そのいきもののちょっとした身体の動きの “ここがよいのよ!” という萌えポイントの具合が出るように、念じて描いています。 なので、そのいきものの良さを掴むために、図鑑を見たり動画を見たり、リサーチを結構します。 それを頭の中で動かして、 「この子はこんなポーズだと素敵かなあ…?」 などとイメージを考えながら描いていきます。 …ポップなタッチだけど、なぜだか生きてる感じがする。 なぜだかリアルな感じがする。 デザインされているけれど、いきものの命のあたたかさを感じる。 描いていった結果、そんなふうに感じられるような絵になったらいいな、と思っています。

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美術家、画家

SETOH AKI'S GALLERY
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