私の作品はすべて1枚の板地金(いたじがね)から始まります。
デザインを特殊な糊で貼り付けたら、切り抜くところに0.5mm~0.8mmの細さのドリルで穴を開け、1つずつ糸ノコを通して切り抜き、断面をやすりで磨き、サンドペーパーを細長く切った物でなめらかにしたら、この写真のようなシリコンポイントと呼ばれる物でツヤを出していきます。
イメージは硬めの消しゴム。
使っているうちにどんどん減っていきます。
しかもたまに先がちぎれます(・・;)
消耗品とはいえ、小さい物はすぐに使えなくなってしまってもったいないので、広いサイドを磨くときには太い物、どうしても入らないところだけ、細めのもの、とちまちま使い分けています。
断面を整えるのが一番時間がかかってるかも。
切る作業自体はそんなに時間がかからず、そこからやすりで形を整えつつ、仕上げています。
そのあとはサンドペーパーを2000番までかけていき、硬めのフェルトバフと柔らかめの布バフで磨きます。
このとき研磨剤が飛び散るのでめがねとマスクは必須( ̄^ ̄)ゞ
机の上も大変なことになってます。
ひとつひとつこうして作っているので、毎回少しづつ違うし、全てに愛着がわきます。
誰かの元に送り出す度に「かわいがられるんだよ」と思うのです。