作品の縁を彩る、小さな粒模様。
この装飾をミルグレインといいます。
「ミル」はラテン語で「千」、「グレイン」は「粒」という意味があります。
そのことから、ミルグレインは「永遠」「長寿」などを象徴する、縁起の良い装飾といわれています。
私の作品では、まずミルグレインを施す部分に細い溝を彫り、そのあと魚々子(ナナコ)タガネを使って、一粒ずつ丁寧に打ち込んでいます。
ひとつひとつ手作業で生まれた小さな粒が連なり、繊細な輝きと温かみのある表情をつくり出します。
見た目の美しさだけでなく、込められた意味や手仕事ならではの魅力も感じていただけたら嬉しいです。