うちには、「めーぷる」といううさぎがいました。
ネザーランドドワーフの男の子です。
茶色くて(チェスナット色)ちっちゃいので、
息子から「コーヒー豆」と呼ばれていました。
真っ黒な大きな瞳は、まるで何でもわかってくれているみたいでした。
ふわふわの身体にふれると、じんわりあったかい気持ちになったものです。
何も言わないけれど、おでこをなでると、「くっ、くっ」と静かに歯を鳴らし、
フルーツをあげるときには、私の手を噛まないように、そっと食べてくれました。
かと思えば、ところかまわずおしっこをする、やんちゃな面も。
夫が顔を近づければ、回れ右して、しっぽを上げて、発射!
でも、おとうさんが大好きで、車の音がしただけで、頭をふりふり、ひねりジャンプ!
情熱的な「おかえりなさいダンス」をしていました。
2016年、8年間の生涯をとじましたが、
めーぷるの存在には、本当に助けられてきました。
それは、きっと今も。
いくら「ありがとう」と言っても足りない、
そんなうさぎに出会えたことが、私の大きな幸せです。
by にんげんのめーぷる