パルハウスが始まった経緯をこちらでご紹介させていただきたいと思います。
以下長文ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです
パルハウスは、父が趣味で始めたレザークラフトと同時期に、
姉の強い希望でゴールデンレトリバーの「パル」を家族として迎え入れたことから始まりました。
財布や小物やバッグを作り続けるうち、レザーのハギレが残ってしまうことが気になり、
そのハギレの有効活用を模索していくうちに、パルをモデルにしたゴールデンレトリバーのレザークラフト犬が誕生しました。
初期の作品は、父が空いた時間に少しずつ作り、友人たちや犬好きで繋がった方たちにプレゼントするなどでした。
ある時、ペットと泊まれる宿泊施設へ家族旅行に行ったとき、
いつもの通り、そこで仲良くなった方たちや、ペットと泊まれるのペンションのオーナーへプレゼントしたところ、
大変気に入って下さり、販売してみませんかと声をかけていただきました。
販売することなど考えていなかったのですが、これも何かの縁でチャンスということで
「レザークラフト パルハウス」が誕生したのでした。
元々会社勤めの父が趣味で始めたので、販売を続けるようになるにつれて、
趣味のバッグや小物作りからレザークラフトの犬作りへと変化しました。
作成作業も家族一丸となり、より良いものにするために材料の選定や作品のアイデアを出し合ったりと、
それぞれ得意分野を活かし、分業するようになりました。
トレース・形成などは父、着彩・仕上げは母、着彩の補助・ホームページや写真・画像作成等は私、ご意見番の姉、看板犬として広報担当のパル。
そして、作品は犬種も徐々に増え、試行錯誤しながら改良も進み、
作品の大きさも子犬ほどの大きな置物作品から、小瓶に入れないと迷子になりそうな米粒ほどの小さな作品まで作るようになりました。
販売も、近畿圏の百貨店のイベントに参加したり、作家仲間からイベントへ誘っていただいたりと広がりながら、
様々なご縁をいただき、パルハウスの作品はいろんな人の手に触れていただけるようになりました。
何年か、たくさんの出会いの喜びや作成の楽しさのなか続けていましたが、
様々な状況が重なり、販売を一旦休止せざるを得ない状況になりました。
休止してから10数年、私も育児の慌ただしさから自分の時間が徐々に取れるようになり、
父の始めたパルハウスを再び始めたいと思うようになり、一歩踏み出そうとして今に至ります。
当時のようにはできないかもしれませんが、父や母、家族の協力のもと、挑戦していきたいと思います。
そして、また作品が、皆様のお手に触れていただけるご縁につながれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
(2023年7月現在)