窯のじいちゃん

やきしめ陶器専門の窯です。
やきしめ陶器とは成形・乾燥しただけの作品を窯詰めし薪で焼成し焼き締めた陶器です。
釉薬は一切使わず、降り掛かる薪の灰が熱で溶け作品表面で釉薬となり、土の成分と反応し発色します。
これは窯変（ようへん)と呼ばれ作品の並べ方、焼成環境（酸化や還元)、炎の流れ、土の成分等の様々な要素で多彩な景色が表れます。
なので同じ物は二つと出来ずまさに土と炎の芸術です。
窯出しする時は気持ちがわくわくします。
やきしめ陶器の特長として
１．長時間焼成するため、焼き締り作品が割れにくい、
２．水が濁りにくい（メダカ鉢に最適）
３．茶碗の飯つぶが外れやすい、ビールの泡が細かい
等があります。
作品は、皿大小、茶碗、湯飲み、コーヒーカップ等の日常雑器から茶道具、花器、人形等各種品揃えしてます。
窯は福岡県行橋市南部の田園地帯にあり、横が築城航空自衛隊のため、人家が少なく煙を気にせず焼くことができます、
窯が大きいため、焼成は年２回（４月と１０月）です。
なお、窯に余裕があるため焼成も引き受けており、大分や長崎から依頼される方もいます。
焼成を希望される方はホームページを開き、「焼成受諾」をご覧ください。

やきしめ陶器に魅了され、会社を早期退職し、西日本最大級に穴窯を築き、作陶にはげんでいます。