「好きな動物はなぁに?」「好きな海の生き物は?」
そんな質問に「クジラ!」と答える生き物好きは、きっと少なくないでしょう。
けれども、もう一歩踏み込んで「どのクジラが一番好き?」「推しのクジラは?」
と聞かれたとき、迷わず答えられる人はどれくらいいるのでしょうか。
かくいう私は、推しクジラを即答するタイプの子どもでした。マイノリティです。
いちばん好きだったのはマッコウクジラです。(画像検索してみてね)
あの特徴的な四角い頭部、そこから滑らかに続く流線型の体。
小さな胸ビレは水の流れを乱さず、全体として無駄のない造形をしています。
深海へと潜り、ダイオウイカと格闘してはそれを捕食するという生態もまた、子ども心を強く刺激しました。
『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ)でも、よく特集されていました。
全長15メートルを超える巨体でありながら、ハクジラに属するという点にも、どこか特別な魅力を感じていたのです。
大型のクジラは、プランクトンを食べるヒゲクジラ類が大半なのです。
一方で、同じくクジラ好きだった父は、ザトウクジラやセミクジラを好んでいました。
しかし当時の私には、その魅力がいまひとつ理解できませんでした。
おでこはボコボコと盛り上がり、やけに長い胸ビレはどこかアンバランスで、全体的にずんぐりむっくりとした印象を受けます。
頭部に付着したフジツボも、まるでできもののように見えてしまい、子ども心にはどうにも惹かれなかったのです。
それがどうでしょう。
大人になって改めて眺めてみると、かつては奇妙に思えたその姿が、今ではとても有機的な美しさをたたえたフォルムに見えてきます。時間を経て、静かに沁み入ってきます。
頭のボコボコも個性的で、“生き物感”があって良いではありませんか。
泳いでいる映像を見れば、いっそう魅力がわかります。
羽ばたくように広がる長いヒレは、力強く、優雅で、生命力にあふれています。
そんな心の変化とともに、木目込みアートのモチーフに選んだのが「ザトウクジラ」でした。
ぜひ、私の推し「ザトウクジラ」をご堪能ください。
https://minne.com/items/41605867
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