やきもの素材、金属パーツについて

やきもの素材、金属パーツについて

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Nolismのジュエリーは全て「陶磁器(やきもの/セラミック)」で制作しております。 ■ 陶磁器素材について Q .「陶磁器(とうじき)」とはどんな素材ですか? 「陶磁器」とは「陶器」と「磁器」の総称です。 ホビー用の「オーブン陶土」や「陶器風粘土」とは異なり、成形後700°~1200°前後の高温で数回焼成することにより完成します。 完成後の退色などの劣化はほとんどなく、大変長くご愛用いただくことができます。 Q . カラフルな色は何で色付けされていますか? 陶磁器用の「釉薬(ゆうやく)」を使って色をつけています。 「釉薬」とは、金属や鉱物、ガラスなどを調合したもので、高温で溶かすことにより発色します。 一般的な塗料とは異なるため、水分や光などで色が落ちたり、変化することはありません。 また、使用されている金属類が溶けだすこともないため、金属アレルギーを誘発することもございません。 Q . 金色の部分は何かの塗料を使っているのですか? 作品の金色の部分は「金彩(きんさい)」と呼ばれる方法で、本物の金を着彩しています。 「金彩」とは陶磁器用に液状に加工された金を筆で塗布し、750°前後で焼きつけることで金の輝きを出すものです。 焼成することで不純物が焼失するため、金色の部分はほぼ純金になります。 ご使用により退色、自然剥離することはございませんが、鋭利なものでひっかくと剥げる場合がございます。 保管の際は他の物とぶつかり合わない場所に入れていただくと安心です。 ご使用中にくもりが生じた際は柔らかい布で優しく拭いてください。 ■ 金属パーツの素材について 作品によって以下の金属パーツを使用しております。 どの素材を使用しているかは、各作品ページおよび作品をお送りする際の台紙に記載しております。 <純チタン> 主にピアスパーツとして使用しており、 JIS規格1種および2種に区分される純度の高いチタン(純度99.4%以上)のパーツを採用しております。 (他金属の含有量が多い「チタン合金」や他金属を芯材とした「チタンコーティング」とは異なります) 汗や水に触れてもイオン化しずらいという特徴により金属アレルギーを起こしづらく、 人工骨や歯科インプラントなど医療の現場でも使用されています。 <14kgf> 「14金ゴールドフィルド」と読み、金メッキとは異なる『金張り』と呼ばれる素材です。 主にネックレスのパーツ、チェーン及び一部のピアスパーツに使用しております。 メッキに比べ約100倍の厚みの金(14金)を芯材となる金属に熱処理・圧着加工で付けており、 リーズナブルにに金の輝きを楽しむことが出来ます。 水分や摩擦等での劣化も比較的しづらいですが、ご使用後の水分・油分をクロスでふき取っていただくことで さらに長く美しさを楽しんでいただくことが出来ます。 金属アレルギーを起こしづらい素材となっておりますが、アレルギーの程度及び反応する金属の種類には個人差がございます。 ご不安な方は「純チタン製」パーツを使用したアイテムをお勧めいたします。 <金メッキ(goldplated)>  「ゴールドプレーテッド」とも呼ばれ、真鍮などの芯材を電気や薬品を使って薄く金でコーティングしたものです。 金の層が薄いため、使用に伴い摩耗し変色(芯材である金属が露出)することがございます。 金属アレルギー非対応の素材ですのでご注意ください。 主にイヤリング、サイズフリーのリング、帯留め、一部のブローチの金具に使用しております。 <真鍮(blass)> 主にカフスやタイピン、ブローチの金具として使用しております。 銅と亜鉛の合金で、腐食しづらく強度があることが特徴です。 経年変化でやや鈍く、深みのある色合いに変化しアンティークな雰囲気を楽しんでいただけます。 ピカピカの状態を楽しみたい場合はご使用後は柔らかい布で水分や油分をふき取り、 外気に触れにくい場所(ビニール袋など)で保管してください。 すでに色味が変化したものをきれいにしたい場合、お酢やクエン酸水を含ませた布で磨くと輝きが戻ります。

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やきものジュエリー作家

Ceramic Jewelry「Nolism」
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