「虫」は、秋、
草むらで鳴く虫のみのことをさします。
コロコロ~♪♪と、蟋蟀は別名ちちろ。
りーんりん♪♪と、鈴虫が
ルルル~♪♪と、松虫も
秋の虫の音楽会のように。
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鈴虫(すずむし)、松虫(まつむし)、こおろぎ、くつわむしなどの
詩歌などによくでてくる虫の名前を
響きやリズム表情からみてみました。
『優雅で奥ゆきがあり、落ち着いた安定感』
が共通して捉えています。
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そして、美しい音色を持つ虫でも、詩歌などにほとんど出てこない・・
「うまおい、鉦たたき、かんたん」もみてみました。
すると、
軽やかで、賑わい溢れる明るいリズムが、
共通して捉えられていました。
古代から、もの悲しさを感じる虫を
感覚で捉えて、詩歌にも選んで綴られていたのでしょうか。
虫の音色は、風情が相応しい。
場所や時、そして数によって、
さらにそのときの心情によって感じ方も違います。
そしてこの虫の音
日本人だからこそ、心地よいゆらぎとして聴くことができるそうです。
虫の音は、1/fゆらぎともいわれていて、波の音などと同じ癒し効果とのこと。
日常の傍にある虫が助けてくれている、
月も心地よく聴いているように煌々と。
草むらに存在する虫たちは、
夜更けも、土の循環など役目をしながら
今宵も美しく情景を引き立ててくださいます。
秋の夜のやわらかな匂いと共に。
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私のなまえ香203 調香師の詩ブログより
あなたの名前の表情から香を創ります
なまえ香
ミンネ
https://minne.com/@namaekou